馬ふるる

出遅れの悪夢、再び

出資馬が1番人気でレースを迎えると、やはり勝利を期待してしまうもの。

ゆえに、たとえダントツの人気ではなくとも、1番人気で負けてしまうとそれなりにダメージが大きいものです。今がまさにその心境で...

先週の3頭の結果です。
ヴィジブルライト 3着
パンデアスカル 13着
アグラード 2着

成績的にはよく頑張ってくれているのですが、ヴィジブルライトかアグラードのどちらかは勝ちたかったなあ。

ヴィジブルライトはスタートが決まり、好位内の3~4番手で上手く運べていました。直線は最内を突いて一旦は先頭に並びかけたものの抜けきる脚がなく逆に離され、外からも1頭に交わされての3着でした。

コースロスがない割には坂で末脚が鈍っていたので、距離が若干長かったのかもしれませんが、おそらくは体重がプラス12キロで重さと緩さが残っていたのではないでしょうか。

パドックでも活気はあったものの、キッチリ仕上がってはいなかったですよね。

メンバー的に勝てるチャンスが大きかったですから、あと1本でも2本でもしっかり追いきりを重ねていたら抜けきっていたのではないかと思うと、好内容で次に繋がるナイスランとポジティブにだけ捉えることができませんでした。

私自身が勝ち星から幾らか遠ざかっているので、焦りというか勝利を渇望しすぎなのかもしれませんが、着差が着差だけに勝てるレースを落としたように見えて仕方ないんですよねえ。

続戦の可能性は低く、おそらくは天栄に戻って次は2月とかなのでしょうから余計にです。まあ、芯がしっかりしていない状態でこのくらい走れるのだからそのうち勝てるのでしょうけど、個人的には厩舎力に不安を覚えた一戦でありました。


パンデアスカルは中団の内で進めるも直線早々に手応えが怪しくなり、ハイペースも相まって13着と大敗。

ヤングジョッキーシリーズでテン乗りなうえに展開も読みづらく大敗もやむを得ないかなというレース。その紛れる要素に上位食い込みを託したわけで単にハマらなかっただけでしょう。

ただ、精神的な難しさがあり途中で走るのを止めてしまう点をどう解消していくかはかなり厳しそうです。

距離や芝ダートの条件を変えても集中力が切れたら終わりには違いないし、どう使っていくかはほんと難しいでしょうね。

芝の中距離で楽な逃げで、いい塩梅で後ろからつついてくれるなんて無視のいい話はまあないでしょうし。


アグラードは出負け。離れた後方で道中は絶望感しかなかったのですが、前崩れのハイペースが味方してくれて大外ぶん回しでも差し届く展開になり直線はグイグイと脚を伸ばして勝ち馬に迫ろうかというところでゴール。

バレルターンの悪夢再びでしたね(苦笑)

もはや伝染病と化しているのかと嘆き節ですが、今回は結果として後方にいたことが決して悪いことにはならず、脚を溜めればしっかりと末脚を伸ばせることがわかったのも収穫でした。

3番枠と中山のダ1200mでは最悪ともいえるところを引いたのでぶっちゃけ勝ち負けは無理かもと覚悟はしていたし、パドックもまだ太めが残っているフシはありましたから余計に危険臭がプンプンでしたし。

その点では見所も収穫もあるレースでした。ただ、着差を見てしまうとゆっくりなスタートでももう少し出てくれたら...とも思ってしまうわけで(^-^;

それでもアグラードは既に勝ち上がっている立場ですから、いずれチャンスは来るでしょうと長い目で見れているぶん、ヴィジブルライトほどの悔しさはありません。

揉まれずじっくりと後方待機ならば東京のダートで、とか次はなりそうなんですけど、展開に頼らず差し脚が使えるかは不透明なので、次は危険な人気馬になりそうな点は最後に付け加えておきたいです。

コメント一覧

umafururu
まさるさん、こんにちは。
レッドモンレーヴは前回のキャピタルSはまずまず出てくれましたよね。あのゲートの出が毎回叶えばもっと安定的な成績になるはず。明日は鞍上が替わってしまいますがキチンと出ていい競馬を見せてほしいですね。
私の場合はカテドラルで散々味わいましたけど、なんでこのタイプの馬は状態も抜群でここぞという勝負レースでゲートをやらかすのでしょうね(苦笑)
馬と会話ができるならば一度その辺りを聞いてみたいものです。

本当に信頼できる厩舎はほとんどないくらいに少ないですよね。
個人的には壊れなさそうな馬を壊してしまう厩舎が一番ダメで、次に仕上げのぬるい厩舎ですかね。
いまの時代、適度な休養は必要だと思うので数を使わない厩舎はダメだとは思わないのですが、そのぶん一回のレースを大切にしてほしい気持ちが強いです。
適性の見極めはストロングポイントのない馬であるほど難しくなるのでしょうが、あと一押しが足りない馬にどう手を講じていくかがいい厩舎とそうでない厩舎の分かれ道のように考えます。
幸いにも不完全燃焼のバレルターンに重めで惜敗のヴィジブルライト、出負けのアグラードは体調次第では年明け早々に使ってもらえるようですから、前走の借りを返して勝利をあげてもらいたいです。
まさる
馬ふるるさんの懸念されている「出遅れ」。
私も最も嫌う敗因です。

確かにこの間のバレルターンの出遅れは私も印象に残っているくらいのトラウマ級のものでしたね。人気していましたしあれはショックでした。
私の中でもレッドモンレーヴと言う愛すべき出遅れ馬がいるのですが、昔は出遅れなかったし、先行していたんですよ。
藤澤厩舎(馬なり調教と揶揄されるきらいもありましたが、普段からの運動量はかなり多い)から蛯名厩舎(藤澤厩舎のスタッフを引き継いだが活かしきれていない、工夫も足りない、意気地もない)になって甘やかしたせいか、出遅れが当たり前の馬になってしまいました。
私から言わせれば騎手も調教師もクビですよ。


出遅れの何が嫌かと言われたら、力が足りなかったとかそう言う問題ではなく、携わってきた人の苦労が僅か1.2秒で終わりになりかねないし、出遅れでレースに参加できない事こそ、色々と手を尽くしてレースに望んでいる関係者は1番辛いと思うのです。
そう言う意味で1番最後のバトンを渡される騎手の力というものも極めて大切だと思います。
現にスタート上手い騎手とか下手な騎手とかは存在するわけで、馬の個性だけを理由にはしてはいけません。

出遅れなければ基本的には文句は言わないのが私なりの流儀といいますが、スタートを決めて無事に帰って来てくれる事が私は最も大切に思っています。

競馬は厩舎が全てだと思っています。
活かすも殺すも調教師次第だとさえ考えています。

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