来週の土曜(3/12)の中山、芝1800mの3歳未勝利戦です。
いや~、ここまで実に長かった。G1TCはキャロットよりも3ヶ月募集が早く、1歳6月の募集なもので、出資確定から1年8ヶ月かかっての待ちに待ったデビューですもの。
新馬戦も終了しての遅いデビューとなった原因は遅生まれと昨年秋の喉の手術があったから。
特に喉の疾患がなかったら去年の暮れか年明け早々には走れていたはずで、手術で楽をさせたぶん丸々遅くなってしまった格好です。
でも、急がば回れという諺もあるように、この手術と時間をかけての出走になったことが結果的にプラスに出てくれるかもしれないと思わせる、ここ数週間の追い切りを見せてくれているんです!
初時計のウッドでの追い切りこそ、ゲート試験当初から変わらず辛口な調教師コメントでしたが、週半ば2本目のウッドでの追い切りで既走馬相手に馬なり先着した辺りから微妙にトーンが上がってきました。
そして一週前となった今週水曜の追い切りでは、先週と同じ調教パートナーを0.6秒追走して0.4秒先着。しかも相手は一杯でこちらは馬なり。さらに言うならばこの併せた相手は今週の出走で未勝利戦ながら勝ち負け必至な馬なんですよね。
まあ、調教駆けするかしないかの問題もありますから、一概に手応えがよければ競走能力が上と言うわけではありません。
だけど、全体時計はそう速くないとはいえ、ラスト1ハロンを馬なりで11.4秒は評価に値するのではないでしょうか。
美浦のウッドチップコースが自動計測になってから、終い1ハロンで11秒台をマークするのはそう珍しいことではなくなりましたが、11秒台前半を馬なりでとなるとこれは優秀で、しかも未勝利戦に出走するレベルならば破格の時計です。
管理する手塚師も喉の疾患がある馬だけに慎重な姿勢は崩していませんが、クルベリのポテンシャルは追い切りを重ねて感じとっているようで、週毎にトーンは上がってきていることが文脈からも伝わります。
そうはいっても経験馬相手だし、芝の1800mがクルベリにとってベストなのかも走ってみなければわからない。馬っ気を折に触れて見せるように、3歳とはいえ気性的には遅生まれらしい幼さを残しています。
モーリス産駒だけに稽古では動いても実践で決め手に欠くこともあり得ます。
それらを込み込みではたしてデビュー戦でどんな走りを披露してくれるのか。期待と不安が交錯するこの瞬間が、一口馬主をやっていて一番面白いと感じるところでもあるんですよね。
鞍上は松岡騎手を予定しているとのこと。落馬負傷による長期離脱があって、復帰から間もない今は少しずつお手馬を増やしている時期。腕は確かですし、鞍上のお眼鏡に叶うような走りをクルベリにはしてもらいたいものです。
出走まであと一週間ちょっと。無事にデビューの日を迎えられることを祈りつつ待ちたいと思います。
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