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東日本大震災を経験し、被災地を物資や人を繋ぎながら似顔絵を描いて廻りました。ある似顔絵画家のブログです。

石巻市避難所レポート-支援の偏り-

2011-05-05 11:19:10 | 東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)
こんにちは、うめももです。

今回は、現在避難所へ物資を運んでいる友人のH.Iさんの石巻行きの報告を
アップしたいと思います。

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昨日、ワゴン車に支援物資を積んで石巻市の避難所
(うち1ヶ所は新規)を回りましが、
新規に訪れた避難所は300人規模の大きいところでした。

救援物資の申し出をしたところ、「なにもいらない」と言われました。
それ自体は珍しくないのですが、支援のされかたが半端ではないのです。
布団は当然のように全員分あると言われましたし、
毎日人数分のおにぎりや食料が届くので、
その避難所では炊き出しすらやっていないとのことでした。

入口には天井まで積み上がった支援物資の段ボールが山積みされ、メディアの取材まで来ておりました。

要請があって、昨日、支援物資を届けたところは、30人程度の避難所です。毎日自炊し、食料と衣類(下着は除く)以外は慢性的に不足しております。

家や車、家族まで…流された方々ですので、支援が行き届いていることは良いことですし、大規模な避難所ほど支援しやすいのもわかります。

しかし、この差はいったい何なんだ!!と憤りを感じてしまいました。

格差がでてしまうのは致し方ないのですが、
せめて小さな避難所でも普通の避難生活をして頂きたいという想いを強く感じました。
これからは、小さな避難所をもっと回り、被災された皆さんに普通の避難生活ができるよう、また、各避難所が抱えている諸問題(仮設住宅など)の解決に取り組んでいきたいと思います。

なお、昨日伺った支援物資で特に必要なものは食器、Tシャツなどの下着、三才未満の子供のおもちゃ、工具関係、布団、シーツ、ミネラルウォーターなどです。工具はとても喜ばれました。お願いしていても全然入ってこないそうです。新品のスコップは初めて届いたそうです

また、当然ですが震災後、ほとんど嗜好品(お酒やタバコなど)が入って来ないようです。全くないのも可哀想に感じました。





※ 2011・5・2 H.Iさん報告メールより。
本人より掲載了解済み。2011・5・5AM


FROM:うめもも

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