泣きながら、撤退同盟

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家をめぐる、米国人

2008-05-02 | PICUP TOPICS
先日、テレビでやっていたのを撮りだめして
最近やっと見たのですが、


砂と霧の家


物語の詳細は↑のレビューに語られているので
見ていただければ分かると思うんだけど。



見ていて色々思ったので。
1.米国人は「住宅=投資」という思想が強いんだなぁ~、と。

今回のサブプライム問題がまだ火がつく前のお話なんだけど、
このイラン人亡命大佐は
確かに分不相応で、重労働な土方仕事を
生きていく上でしょうがなくしていたのだろうけど、
転売目的で家を購入して、その差益がまだ入ってこない内から
仕事をやめ、
裕福に過ごしている状態を見ると、
ある意味うらやましさをおぼえる。

日本人にはありえない感覚。
転売差益がまだ入らないのに、
入る前から色々裕福な生活をし、
しかも、仕事はやめないぜ!!
ふつうの日本人なら。


2.「米国人は子供のように楽しみを追求する」とか言う台詞

いずれはそうなりそうな気がするので、
今の日本も気をつけねばイカンとは思うんだけど。

なんとなく、
コッチがいいアッチがいいと思うだけで
ふらふらと定職もつかず、
結婚もいい加減に、
自堕落な生活を続けても自戒することなく、
その日の自分の気分の浮き沈みだけで判断して
楽しい方向、行きたい方向にだけ進み、
苦しいこと、面倒くさいことは避け、
大変なことになった時には後始末を全部他人任せ、
というか、
全部他人のせいにしてしまう。

そのせいで、
ただ単に家を差し押さえられてだけの話のはずが
とんでもない方向に進んでいってしまう。。。。。。。



3.米国白人の優越感

どうしても、
未だに我々白人が米国を作り上げたのだ!!みたいな感覚が
強いんだろうなぁ~。

ちょっとでも遅れて移民でやってきた人たちには
ものすごくつらく当たる。

このイラン人家庭だって、
ちゃんと合法的に移住してきた人たちなのに。。。。



このままの単調な調子で、EDまで行っちゃうの?
と思うぐらい前半はタルイんだけど、
開始1時間半ぐらいから急展開を見せはじめるし、
そんなひどいことが起きても
「彼女は傷ついた鳥なんだから、大事にしなければならない」
と、心優しく対応するイラン人家族には、心温まるし、
と、思ったよりもいい映画でした。


ただ、
「キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン」でもそうだったんだけど、
スピルバーグのドリームワークス映画は
冒頭のネタバレは
自重してくれないかなぁ~


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