OVER THE RAINBOW

夢を持って生きたい男の写真とつぶやき

アナログなこと

2010-10-08 22:45:47 | 随想
 懐中時計のリューズを引き上げ秒針を0秒にしてその後リューズを回して長針の分を合わせ電話の時報でリューズを押し下げて時刻を合わせる。そのような毎日をこの懐中時計と共に過した時代がありました。
 今は携帯電話で時を確認するので時計を持たない毎日。時を確認するのは時計、目の前にいない人と話をするのは電話、音楽を聞くのはステレオセットと昔はそれぞれに役割分担があってそれぞれを親しんできたよね。でも今は身の回りのモノや人間の感性までも0と1のデジタル先導の世界になっているのが現実だと思います。
 そのような世界に身を置きながらもアナログなこの懐中時計を触ることで昔を懐古したり未来を想像させてくれます。0や1の論理で割り切れない感情世界はデジタルな世の中であろうと人間にとって基本なものだと思うのですが。