「店なし雑貨屋」の店長より。

限られた蚤の市だけに現れる数奇な雑貨屋。
どんなステージでも惰性なし!いつも全力展開している そんな店です
 

2022 7月

2022年07月19日 | 店なし雑貨屋とは?
7月の営業日になります。
(赤マルがオープン日です) 

いいものが どの日に来てもモリモリたくさんです!! 来週の緊急入荷も多く だいぶ ストックがある状態と思われます。

※カレンダーは、
コロナ情勢や急な仕入れなどで「急遽変更」になる場合がありますので、
ご来店される際は 
直前の投稿を必ずご確認くださいませ。

※Google検索で 営業中 と表示されていても カレンダー通りの営業日になります。 
(Googleの操作はこちらではできません)

駐車場は平日9台 土日11台お借りしてます。

#店なし雑貨屋の店 
群馬県邑楽郡大泉町西小泉2-15-12 
午後1時~午後6時まで

【大切な人】
先月は身内の緊急手術等で臨時休業もあり大変ご迷惑 ご心配をお掛けしてしまいました。申し訳ありませんでした。 身内とは母親のことです。

その際はお気遣いのメッセージ、コメント、ご来店に、心より感謝しております。勇気にもなり 気持ちもだいぶ元気になりました。

母は 店では今まで1度も表には立つことはしませんでしたが、駐車場の混雑時や 営業日を間違って来てしまったお客様が心配で、
飛び出てきて 案内や声掛けをよくしてくれていた 元気で明るくて 話がちょっと長いおばさんのことです。

その母親ですが 手術後も意識が戻らぬまま10日間、
集中治療室にて頑張ってくれ、一時的に回復の兆しも見えた様ですが、、残念ながら 家族に手を握られ眠っているかの様に旅立ちをしました。

病名は重症くも膜下出血。
最期はわたし含め3人が入室を許可され、
やっと10日ぶりにあった母の姿は何本ものチューブに繋がれ弱々しい呼吸、呼び掛けても呼び掛けても、、 泣き崩れました。
今でもその光景が強烈にフラッシュバックしてきて辛いです。

ごく当たり前の日常がどれだけ幸せだったか 気がついた時には おそい。

この10日間は何度も何度も辛くて受け入れ難い宣告を受け入れ、ふわふわした中だったけど でもどんな姿であれ生きて家に帰ってきて欲しかった。

いつかそういう日が来るとはわかっていたけど、こんなに早く別れが突然くるとは。 介護や看病も全くさせてくれないなんて。自分があまりに無力すぎる。

いつも途切れなく話しをしてくる母を 
いっつも スマホで何かしながら空返事してるような自分。 

駐車場を案内するのにそんなボロい靴で出てくるなと叱ったり、倉庫を整理してくたれたのに余計わからなくなった!と怒ったり。

でも
お客さんの前に出る用に、帽子買っちゃったとか、営業日には毎日 花瓶の生け花を自慢してきたり。
あれ?お客さんとなんか会話が弾んでんなぁ みたいな、

母と植物や庭の話を楽しみに来られるお客様も少なからず居らっしゃったり、
そんな光景がちょっと嬉しかった。
今思えばですけどね。

こんな決して明るくはない情報、ここで書くのはどうかとも言われるかもしれませんし、
読んでいて気持ちが苦しくなってしまった方にはお詫び申し上げます。

ただ、影でずっと支えてくれた母の存在が 居なかったことにしたくないと思った私と、店なし雑貨屋からの どうしてもの感情からです。

どうか皆様には 当たり前の日常の景色から たくさんの幸せを感じとって欲しいなと思います。

ふとしたきっかけで現れ存在の大切さを感じる度に、胸が締め付けられる様に辛いのと、そのうち帰ってくる様な気もしてしまうのですが、それでもちょっとずつ やっと前に進めてきてる のかな。 

今を生きる私たち家族が 残された人生を楽しんでいくことで 母を喜ばせようと そう思える様に なんとか前向きに。

貰っていた愛を 遅れながら発見する毎日ですが、ゆっくり受け止めたいと思います。

やることだらけだなぁ~くらい忙しく仕事させて頂きたいです。
今後ともよろしくお願いします。 

#店なし雑貨屋の店 

卒業のお知らせ 桐生天満宮骨董市 2019 1月

2019年01月16日 | 店なし雑貨屋とは?



2019年 1月の出店を最後に 短くも 長きに渡った桐生天満宮骨董市の出店を卒業致しました。

理由としては 違法な じゃなくて異常なまでの実店舗への力配分と、骨董市への力配分との両立が 思うように出来なくなった昨年。

主としては桐生のお客様は ほぼ実店舗へお越しくださる様になったこと。当たり前のことですが実店舗へ力を注ぎすぎた面もあって、いつしか全力投球であったはずの骨董市への品物が疲弊し、他イベントなども兼ね合いもあり、毎月第一土曜日にやってくる骨董市でのベストパフォーマンスがとても困難な状態が約1年は続きました。


もし当店を目当てに市へ来て頂いたりしてしまったら申し訳なく思ったりもして、告知も出来ない状態、そんな悪循環な状況が昨年は続いたこともあり、何ヶ月も葛藤した末の決断です。
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実店舗が不調だから手っ取り早くイベント出店、そういうのとは逆の理由での卒業。
それはいちばん嬉しい悩みだよと仰ってくれた方もいました。 プラスに捉えればそういう事になるかもしれません。
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最後の出店前夜は 布団の中でずっと昔のことを思い出したりして。初めて出店した時なんかは、若者がゴミ売ってるみたいな感じで他業者から白い目で見られていた頃が懐かしいです。
どうやったらお客様を連れて来れるか、分かってもらえるか。そういうのとても悩んでいた。
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その後 品揃えに共感してくださるたったひとりの常連さんに喜んで貰いたい一心で必死になっていたところから始まり、徐々に徐々にあ客さんは増えていき、その後インターネットに救われた面もあったりと、時代と共に駆け抜けて来たように思います。(ブログという媒体が世にいくらか盛んになってきた時代です)



試行錯誤で走り続けて来た結果として、多くの方々に出会えることが出来ました。お客さん同士、作家さん同士の交差点の様な店内空気感、すごく嬉しかったなぁ。そう言えば売り場での交流が元で3つのカップルをゴールインもさせました(笑)
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桐生天満宮は店なし雑貨屋の原点。尽きるところはお客様をいかに楽しませるか、どうやったらまた来てもらえるか。いろんな課題を毎回チャレンジしながら取り組み、悩みとともに店なし雑貨屋を育ててくれた会場です。
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おかげさまで【結果は後からついてくる】というある人からの言葉、今まさに実店舗でやっとのことで実感してきております。
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いま店なし雑貨屋があるのは紛れもなく桐生の骨董市があったから。
応援してくれたお客様や先輩業者 天満宮の神様、出会った全ての皆様に心より感謝しております。
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いったん 桐生の骨董市は卒業しますが、今後は学んだことを最大限に活かした全力投球を。それが出来るスケジュールを考慮して出店します。そのときは本当の店なし雑貨屋を見に来てくださると嬉しいです。もちろん、実店舗ではいつでもお待ちしております!


いままで桐生天満宮、店なし雑貨屋にご来店下さいまして本当にありがとうございました。ありがとうございました!!

トビッキリな修行の終わりに見えたものは、新しい決意です。
さてさて2019年は どんな年になるのでしょうか?    
店なし雑貨屋の選んだ道のりを、本年も厳しく温かくお見守りくだされば嬉しいです。   



店なし雑貨屋の店長より。










































第10回東京蚤の市は11月19日20日 京王閣で開催です

2016年10月28日 | 店なし雑貨屋とは?
2016年5月に開催された第9回東京蚤の市の出店模様になります。

ちなみに第10回東京蚤の市は11月19日20日になります。

現在は他出店イベントも全力で駆け抜けるため、日常仕事と併せて必死に準備の日々を送っております。残業の残業!いま過労気味という感じですが、頑張りどころは今!と言い聞かせムチ売ってます。ムチ打ってます。もうちょっとだ! 



というわけで、前回の東京蚤の市の出店模様をお届けします。 
リアルタイムインスタグラムでの過去記事を編集しました。 
少しでも雰囲気が伝わりちょこっと店なし雑貨屋の予習になっていただければ嬉しいです。
ではどうぞ。






東京蚤の市、深夜早朝から全力トップギアで搬入!なんとか初日をやりとげました!! お越しくださった皆様ありがとうございました!

入場ゲート目の前のブースなので、楽しんでもらおうと思いまして、
店頭に「海の監視員ディスプレイ」をしてみました。




出店風景 その2
2日目開場3分前





出店風景 その3
二日目開場2分前 奥に見えるは長蛇の列





細く長い2列構造のレイアウトを組んでいます。2列目です。

ここは、メインストリートから奥に入った、まさに「路地裏」をイメージ。
なにか見つけたくなっちゃうこのゾーンはマニアックなモノや時間を掛けて見て欲しい通向きで深いモノ、あとよく分からない掘り出しモノも多数配置。
過去の出店ではいつも雨の影響で梱包ゾーンやバックヤード的なことも兼ねないといけなかったけど、晴天のおかげでついに堂々の解放!

おかげさまで滞在時間も長かったと思います。混雑してたと思いますが、
中に入ってここまでお立ち寄りくださった皆様、本当にありがとうございました。


出店風景 その4
二日目 開場1分前






200オーバーの出店数で、たった一店のみ、体験できることの中、やらなきゃいけないこと。

真後ろからは、無線で各所運営スタッフと確認応答らしき声が聞こえる。どこかの拡声器の声に仰がれる。焦る。焦る。焦る!! 急ぎ足でカメラを構える自分の背中から、10mに満たない位置には数百人?1000人?まともに見ることは出来ないほどの長い長い列。

しかもラーメン屋の行列とは明らかに違う、なんだろう、このムンムンとした?いやソワソワ?ワクワク?それとも蚤の市をとことん楽しんでやる!っていう意気込み?

オープン時間へのカウントダウン秒針に、比例するかの様に高鳴っていく、
この独特の雰囲気に飲みこまれそうになりながら、記録を残すために、カメラを構える。

始まってしまったらもう、店の全体像を撮ることは不可能に近い。初日はセッティングに追われ、撮れなかった。

なぜオープン目前にアワアワしてでも撮ろうとするのかっていうと、
写真はSNS投稿すること以上に、次に繋げるための反省材料として最もリアルな、改善するための大切な記録なので。

見せるためよりも、見直すために今までずっと撮り貯めてきた記憶と記録。

ここに並べたモノは、積み重ねてきたコトと、気持ちなのかもしれません。



次回決戦まであと少し! マーケットを歩き続けてきた生粋の露店商が、蚤の市の醍醐味を表現した空間へぜひお越しください!








さらにオマケです、ぜひ拡大して一読して頂きたい記事があります。
京王線沿線の情報誌あいぼりーの人気エッセイ 「沿線日記」という坂本葵さん著のコーナーに、東京蚤の市について掲載がされています。
なんと店なし雑貨屋も登場しています。 読んでいると蚤の市ってやっぱりいいなぁ~とあらためて。
お客としていきたくなりました(^^)




すごい名前の店は、皆様が特別に楽しい1日となる様、黒子に徹する覚悟です。死ぬ気でがんばります!