2019年 1月の出店を最後に 短くも 長きに渡った桐生天満宮骨董市の出店を卒業致しました。
理由としては 違法な じゃなくて異常なまでの実店舗への力配分と、骨董市への力配分との両立が 思うように出来なくなった昨年。
主としては桐生のお客様は ほぼ実店舗へお越しくださる様になったこと。当たり前のことですが実店舗へ力を注ぎすぎた面もあって、いつしか全力投球であったはずの骨董市への品物が疲弊し、他イベントなども兼ね合いもあり、毎月第一土曜日にやってくる骨董市でのベストパフォーマンスがとても困難な状態が約1年は続きました。
もし当店を目当てに市へ来て頂いたりしてしまったら申し訳なく思ったりもして、告知も出来ない状態、そんな悪循環な状況が昨年は続いたこともあり、何ヶ月も葛藤した末の決断です。
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実店舗が不調だから手っ取り早くイベント出店、そういうのとは逆の理由での卒業。
それはいちばん嬉しい悩みだよと仰ってくれた方もいました。 プラスに捉えればそういう事になるかもしれません。
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最後の出店前夜は 布団の中でずっと昔のことを思い出したりして。初めて出店した時なんかは、若者がゴミ売ってるみたいな感じで他業者から白い目で見られていた頃が懐かしいです。
どうやったらお客様を連れて来れるか、分かってもらえるか。そういうのとても悩んでいた。
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その後 品揃えに共感してくださるたったひとりの常連さんに喜んで貰いたい一心で必死になっていたところから始まり、徐々に徐々にあ客さんは増えていき、その後インターネットに救われた面もあったりと、時代と共に駆け抜けて来たように思います。(ブログという媒体が世にいくらか盛んになってきた時代です)
試行錯誤で走り続けて来た結果として、多くの方々に出会えることが出来ました。お客さん同士、作家さん同士の交差点の様な店内空気感、すごく嬉しかったなぁ。そう言えば売り場での交流が元で3つのカップルをゴールインもさせました(笑)
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桐生天満宮は店なし雑貨屋の原点。尽きるところはお客様をいかに楽しませるか、どうやったらまた来てもらえるか。いろんな課題を毎回チャレンジしながら取り組み、悩みとともに店なし雑貨屋を育ててくれた会場です。
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おかげさまで【結果は後からついてくる】というある人からの言葉、今まさに実店舗でやっとのことで実感してきております。
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いま店なし雑貨屋があるのは紛れもなく桐生の骨董市があったから。
応援してくれたお客様や先輩業者 天満宮の神様、出会った全ての皆様に心より感謝しております。
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いったん 桐生の骨董市は卒業しますが、今後は学んだことを最大限に活かした全力投球を。それが出来るスケジュールを考慮して出店します。そのときは本当の店なし雑貨屋を見に来てくださると嬉しいです。もちろん、実店舗ではいつでもお待ちしております!
いままで桐生天満宮、店なし雑貨屋にご来店下さいまして本当にありがとうございました。ありがとうございました!!
トビッキリな修行の終わりに見えたものは、新しい決意です。
さてさて2019年は どんな年になるのでしょうか?
店なし雑貨屋の選んだ道のりを、本年も厳しく温かくお見守りくだされば嬉しいです。
店なし雑貨屋の店長より。
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