元ネタは2000年に書いた未来予想で、インターネットの未来について予言してみた。
うすあじの未来予想(20040922)
http://blog.goo.ne.jp/usuaji/e/33fea8473b24d486b015d426f3e37628
(1)回線が遅い
(2)コストが高い
という2点が改善され、「国民総ネット中毒時代」が到来し、問題も出てくる。
また
1.映像の配信
2.電話利用
3.違法利用
4.混乱
という4点に関しても予想した。
2004年に一度検証したのだが、もう一度検証してみようと思う。
回線速度とコストの低下、そして「国民総ネット中毒時代」が到来し、それにともない各種の問題が噴出した。
完全に予測が的中した。
今こんな事を書けば”何を当たり前のいってるの?”と思うだろうが、2000年に時点でのインターネットの世帯普及率(自宅での利用)は20.9%しかない時代だ。
・「インターネット白書2007」で見るインターネットの現在(1)(インプレス)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/special/2007/07/03/16226.html
2000年ではまだまだブロードバンドが普及していない時代。
現在の超高速時代が本当にくると思っていた人はどれくらいいただろう。
つぎに各項目について
1.映像の配信
これは2004年当時はまだ本格化していない状態。
低画質の動画がやっとという状況だった。
現在はYouTubeに代表される動画投稿サイトと個人の持つ映像機材の進歩で映像配信が本格化している。
2.電話利用
これはIP電話とSkypeの2つが実現した。
3.違法利用
2000年前後から、沢山のファイル共有ソフトが発表され、現在でも違法な利用はネットの世界に横行している。
出会い系、スパム、ワンクリック詐欺等、サービスがあれば必ずそこには悪事を働く人もやってくるというわけだ。
4.混乱
2004年の時点でも、ネットの世界は混乱していた。
あるいは混乱しているのがネットの世界、ということなのかもしれない。
毎日数百通のスパムが届き、広告目的のトラックバックやコメントが途切れる日はない。
今後も混乱は続くし、混乱こそ世界なのかもしれない。
映像サーバーの混雑についてはかなり解消されたが、それでも生中継など、リソースが限定される場面では今でも混雑はしているようだ。
さて、元のテキストがどこかに行ってしまったので、これくらいにしておこう。
予測できて偉いとか、そんな問題でもないし。
次に2010年からの10年は、どんなインターネットになっているだろうか?
■ネットショッピング
より生活に密着したネットショッピングが登場する。
欲しいモノを計画的に最安値で購入し、利用する。
そのためのバイヤー制度が流行。
店舗主導のアフィリエイト、ドロップシッピングに続く、なんらかのバイヤー&集合知による評価を利用した第3のサービスが流行る。
冷蔵庫、PDAを連動して、足りなくなった牛乳やトイレットペーパーが宅配されるサービスが当たり前になる。
宅配需要が増えて、コンビニに宅配ボックスや受け取りサービスが本格化。
■無料端末
過去に何度も試みられた家庭用の無料端末が普及。
ネットに関するサービスがある程度一般化され、低価格のタッチペン対応ノートPC(タブレット)型が無料で配付される。
前出のネットショップと連動し、サービスを仕切る団体が現れる。
これが出来るのは大手スーパーか、大手ネットショップか・・・
■”めがね”もしくは”セカイカメラ”
ユビキタス端末、移動体通信の発展、情報共有の進歩、AR(拡張現実)の進歩などでアニメ「電脳コイル」に登場する”めがね”のような端末が登場する。
メガネのように装着するタイプが普及するかは疑問だが、端末のカメラを向けた方向にある情報が表示されるというものが、一般に普及する。
現在話題なのは”セカイカメラ”だが、iPhoneを利用したこのプロジェクトは注目していきたい
・iPhone+セカイカメラで「電脳コイル」体験(ASCII)
http://ascii.jp/elem/000/000/213/213974/
・セカイカメラ
http://support.sekaicamera.com/
これから、どんどん面白くなりそうです。
では、長くなったので、このへんで。
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