慣れ親しんだ道を歩きました
降りた駅は「大和」
そこからいつもならば電車で向かう
前に住んでた場所「南林間」までの道を
今日は兄貴と二人で遠回り
意識もしないでふらっと歩いたその道には
長い期間あけなかった
こころの奥底にある思い出をあける鍵が
落ちていたのでした。
・
「大和駅」から歩き出しました。
兄弟そろって「県立大和東高校」という学校が出身なだけに
この駅は日常、近くにあるってことで何気なくつかってた駅です。
そこからどう歩いて、どこいって、
「前の家があった「南林間駅」にいこう。」
なんていう話はとくにせずに
小学校の頃、よく釣りに出かけた「泉の森」へ。
完全に遠回り。
というかぐわんと回ってたどり着きます。
何も考えず、歩き出しました。
「泉の森」の風景は変わらず、
枯れ落ちた葉っぱを踏みながら、
景色を歩き流して思い出話をひろげました。
でも急にいろいろ、昔の映像を思い返してみても
やはりなかなか、昔の感傷に浸ることはできません。
ぼんやりと「こんなことしたなぁ」と、頭の中で
古びたアルバムを広げてみる。
そういえば。
親父が「ウチの息子は釣りうまいんだぞ!」と、
「ほら、みてみろ、あのキャスティング!」と、
他の釣りしてたおじさんに良く話してたっけ。
そんななんともない記憶がぼんやりと浮かび上がってきました。
僕たちは泉の森をあとにして
未だ決まっていない、次の場所へ歩き出しました。
次回につづく。
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