「あーん」
「もっと大きな口で!」
「口から入れたら出さない出さないっ!!」
テーブル囲った5人家族、この子が来てからウチの家族の空気はもっと「温かく」なりました。
「この子」は僕の妹。
10歳も年の離れた末っ子。
僕が真ん中なので、兄貴からはまる12歳も離れているのです。
そこまで年の離れた兄弟だと妹というよりは、小学五年生ながら親のような目線で見ていました。
オムツを替えたり、ミルクを作ったり、げっぷを出させてあげたり。
少し大きくなってからはご飯を食べさせてあげたり、一緒に「ごっこ遊び」をしたり。
「じぶんひとりじゃなにもできない」時期から、長い時間を過ごしてきました。
そんな思い出を頭の中で散らかしてたら
「あの服見てー!カワイーっ!!」
その頃とおんなじ笑顔を見せてくれてます。
その日は妹から「自分の部屋できるから買い物付き合ってちょうだい」と言われ上大岡まで行ってきました。
身長は抜かされる勢い。。笑
日を空けて会うたび、身長も伸びてどんどん大人っぽくなっていきます。
僕は妹に声を掛けました。
「この間までこーんなにちっちゃかったのになあ」
自分が妹くらいの年の頃、親からよく聞かされたフレーズです。
その頃は僕は思春期。
「けむたいなあ」と照れ隠しで思っていた自分。
そのフレーズを自分が言うことになるとはです。
その時の親に謝りたい気持ちも出てきてます。。笑
「けむたいなあ」ときっと、妹は同じようにそう思ったかもしれません。
でも、大きくなっていく妹を見て
いい感じだなあ
そう思った、二人で買い物の途中。
とても大きくなってしっかりした妹は、僕に上大岡を案内してくれました。
あの時のそのまんまの笑顔で。
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