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発達障害トレーニング1 電話対応

2015-12-15 08:01:23 | メンタル
僕はASD(広汎性発達障害)です。
アスペルガーというと馴染みがあると思いますが、主な特徴として
①他人と歩調を合わせてコミュニケーションを取ることが苦手
②趣味嗜好、得手不得手にムラがある
③『適度』『うまくやる』など、曖昧なものに対する対処が苦手


といった特徴がありますが、
人の数だけ特徴があると言っても過言ではありません

僕が発達障害者だと診断されたのは三年前。
32歳の時でしたが、
名前がついたのが三年前というだけで、
人との関わりには幼稚園時代からずっと苦労してきました。

その中で生きていくために
20年近く鍛えていき、
今もなお続けている
トレーニング法の一部をご紹介します。
同じ思いで苦しんでいる方に
少しでもきっかけになれればと思います。

その① 電話が苦手
公私ともに、今でも苦手です。
通話中が苦手なのではなくその前後。
どういう電話が来るんだろう…という
『曖昧さ』
に対する受ける前の準備、
受けた後に耳で聞いたことを
『整理する』こと
が苦手なのです。
友達と待ち合わせしてて、
徒歩一分のところを一時間探しても見付からず、
『今どこにいるの?』に対してもどう説明したらいいかわからない。
そんな感じです。

職場ではご理解して頂き、
最初の応対はお願いしてもらい、
担当業務のみ引き継ぐ形を取らせてもらっています。
しばらく仕事での電話をしていなかったので、
しっかりと伝えるための対処法を2つ考えました。

1 業務ファイル作り

どの用件が来てもすぐに対応できるよう予めファイルにまとめておき、
用件に応じてファイルを取り出し対応できるように準備する。
受けたあとで
『あれどこだっけ…?』
と探してると混乱して対処にならないので、
その対策です。

2 脳のトレーニング
上記の特徴として『聞いたことの脳内整理が苦手』と書きました。
要は

頭の中で言葉が出てこないこと

をなんとかすればいい、
と3ヶ月間あるトレーニングをしていました。

大好きなサッカー日本代表、
本田圭佑選手の試合のタッチ集動画を観て、

観れば分かる動き
を伝わる言葉に無理矢理変える

という試みをしてみました。

観れば分かる、何気ないプレーでも
『前半20分、本田圭佑、
右サイド中盤からトップ下位置までドリブルで切り込み、
相手DF3人を足技でかわし
ペナルティエリア内左にフリーでいた
日本代表10番香川真司にアウトサイドでパス。
右足でシュートを放ったがGKに弾かれた』



こんな感じになります。
はっきりいって言葉で説明するとものすごいくどいですが、
無理矢理言葉に変えるトレーニングで、
対話のイメージがしやすくなりました。



まだまだメンタルトレーニングの話はありますが、
またの機会ということで。


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