こんばんは。
なんだこのタイトルは?
とお思いの方いらっしゃると思います。
事務仕事の経験は10年強になりますが
うつになって、
心の深い部分と向き合ったことで初めて
仕事における『心』に
着目するようになりました。
否、していることを認識した、
が正しいでしょうか。
これまで、
色んな書類を見てきました。
数字、名前、印鑑、印字、クリップ。
色んなものが目に入ります。
うつになる前、それは
数字、名前、印鑑、印字、クリップ。
でしかなく
電話も
言葉以上の意味はありませんでした。
今は
書類を見て、
書き方や揃え方、
印鑑の押し方、
製本の仕方から
『林谷なんとかしてくれ!』
『ここを見てくれ!気付いてくれ!』
『ここが面倒、ここが分からない!』
『レスポンスしてくれ!』
と聞こえてくるようになり
電話を受けると、
ただの問い合わせでも
『その理不尽さ、なんとかならない?』
という相手の表情、温度を
感じるようになりました。
誰だってみんな
会社の方針は『解りたい』。
でも『分かれない』。
では相手が何を求めているか。
僕のこのイメージが、
妄想である可能性は大いにあります。
でも困っているのは確かですから、
なんとかしなきゃと考えた結果、
みんな『返事』が欲しい。
という見解が出ました。
最悪返事が『大外れ』でも
相手が何を求めているか
と考え共感する姿勢を見せる。それだけでも
違うのではと思い、
表面上は前のまま。
方針を変えず伝え方を変える。
相手に確実に伝わるレスポンス
を沢山していきました。
相手の要望、苦情も歓迎しました。
仕事には必ず相手がいる。
仕事は必ず
自分だけで終わらない『次』がある。
だから
100点満点で、
僕だけがどんなに頑張っても
50点しか取れない。
しかも今の僕には
その50点すら取れる力がない。
知識も経験も肩書きも信頼もない。
今、これまでの状態を維持するには
相手の50点
をなんとかしなきゃ、
というところにフォーカスしたのです。
その結果、
顔の見えない沢山の方の
見えも聞こえもしない
ありがとう
を沢山感じるようになりました。
当然
僕も
見えも聞こえもしない
ありがとう
で返します。
ちなみに
発達障害の苦手なこととして、
明言、返事をされないことに不安を感じやすい
というものがありますが、
これにあっても
誰しもが感じているところなのかな、
と思い始めています。
これまで、発達障害の対策の答えのほとんどが
ここにたどり着きました。
毎日が、勉強です。