医療従事者にとってマスクは、感染症予防に欠かせない必需品です。しかし長時間マスクを着用することで、息苦しさや耳の痛み、肌荒れなど、様々な悩みを抱える人も少なくありません。マスクの性能はもちろんのこと、つけ心地の良さも、マスク選びの重要なポイントとなります。
近年では、高性能でつけ心地の良い、色々な使い捨てマスクが販売されています。そこで今回は、医療従事者に知ってほしい高性能マスクの特徴などを語っていきたいと思います。
高性能な使い捨てマスクは、ウイルスや細菌などの微粒子をカットする高性能フィルターを採用しています。フィルターの性能は、BFE(細菌ろ過効率)、PFE(微粒子ろ過効率)、VFE(ウイルスろ過効率)といった指標で評価されます。
高性能フィルターを採用したマスクは、ウイルスや細菌の侵入を防ぐ機能が高い一方で、息苦しさを感じやすいというデメリットがありました。そこで製造会社は研究を重ね、通気性に優れた素材を使用し、息苦しさを軽減した高性能マスクを販売しています。長時間マスクを着用しなければならない医療従事者にとって、マスクの通気性は集中力に直結する部分でもあります。高性能フィルター付きの使い捨てマスクを使うのであれば、素材や製造方法にも注目しておきましょう。
また、マスクの形状やサイズもつけ心地に影響するポイントです。顔にフィットする立体形状のマスクや、耳への負担を軽減する幅広ゴムを採用したマスクなど、つけ心地にこだわった製品はどんどん誕生しています。加えて、肌に優しい素材を使用したり、保湿成分を配合したりと、肌荒れ対策を施したマスクも出てきています。ぜひ自身の感覚や肌質を考えたうえで、使い捨てマスクを探してみてください。