猫は明日のことを考えて生きて、犬は昨日のことを思いながら生きる、と聞いたことがある。
今日は久しぶりにコーヒーを入れて、溜まっていたことを少しずつ片付けて夕暮れに。
最近は誰とも口を聞かないで済む日にコーヒーを飲むことにしている。
ミュージシャンにはアウトプット型とインプット型があるとすれば僕はきっとインプット型だろう。
さらに犬。犬のインプット型ミュージシャン。
まぁ、どうでもいいことだけど、音楽を聴く楽しみ(見るじゃないよ、聞いて想像する)をインプットとすれば。
こうして夜の帳が降りてくる時間帯に何か聞きたくなった時、自分のもの以外で一番手にするのがボサノヴァだ。
でもツー・ファイブまみれのやつじゃない70年代のもの。
このアルバムは僕の中で最初にツー・ファイブまみれのボサノバの呪縛をぶち壊してくれたアルバム。
いまだにボサノヴァというと60年代の曲ばかりしか聞こえてこないけれど、勝手な日本の思い込みとは裏腹にボサノヴァは進化していたのに感動したアルバム。
「The Best of Two Worlds」は発売されたレコードの時、邦題が「ゲッツ・ジルベルト・アゲイン」ってなっていた。
本人たちは60年代の「ゲッツ=ジルベルト」のことなど意識してなかったようだけど。
大学祭の期間中に、学生会の仕事で泊まり込んで校内を警備していた時、夕方のFM(確か"軽音楽をあなたに"という女性のDJの番組だった)で突然このアルバムの“Waters Of March”が流れた時の衝撃は今でも忘れない。
あまりにボサノヴァが変化していて、これが今のボサノヴァ!? とシンプルさと民族性に倒れそうになった。
すでにボサノヴァという言葉すらブラジルでは消えつつある時だった。
津山の学校のある丘の、山の中の夕暮れだったけど、あの時の空間全てを覚えている。
こういうのが犬的思考なら、いつだってその場にワープしてやるぞ。
音楽にはそういう不思議な力がある。
見えないから広がるものがある。
何か思いついてる顔だ。
いいぞ、夜の帷の降りる直前に。
♪♪♪
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第一弾は11月22日発売の『MY REAL BOOK/赤松敏弘』(AMS-23001)定価3.000円(税抜)。
通算17枚目となる赤松敏弘のvibraphoneに、レギュラーメンバーのハクエイ キム(p)市原ひかり(tp,flh,vo)須川崇志(b,cello)小山太郎(ds)によるグループ・インターアクションが6曲(含む赤松&ハクエイDUO1曲)と、
話題の望月慎一郎(p)を迎えて酒井麻生代(fl,alt-fl)平石カツミ(b)岡部洋一(perc)と繰り広げた絵画を眺めるようなジャズ。
それぞれ【Season 1】【Season 2】と名付けた2チーム全11曲70分。
動と静、夜と昼、都会と自然、二つの異なる世界を一つのアルバムとして作り上げました。
■ディスクユニオン
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各専門誌での記事・インタビュー、ディスクレビューは
●ジャズライフ 2023年12月号(発売中)
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●ジャズ批評2024年1月 237号 (2023年12月24日発売)
【期間限定公開/無料動画】
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最新の動画です。2022年11月に栃木県足利市のartspace&cafeで行われた彫刻家藤岡孝一氏の個展BLUEの中の「JAZZ in BLUE」での演奏からダイジェスト。
約27分間の動画です。
写真をクリックするとartspace&cafeのページに飛びます。最初にコマーシャルが入る場合がありますのでご注意ください。
演奏:Toshihiro Akamatsu(vibraphone) Hakuei Kim(piano)
・Straight, No Chaser......Monk
・Violet Rays.....Toshihiro Akamatsu
・Synonym......Toshihiro Akamatsu
・White Forest......Hakuei Kim
・Beyond the Dream......Toshihiro Akamatsu
・Lake Sagami......Hakuei Kim
・The Gleaner......Toshihuro Akamatsu
enc
・Blue in Green......Miles
Nov/13/2022 artspace&cafe @ Ashikaga, Tochigi.
Next Show
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2023年12月6日(水)東京・池袋「Absolute Blue」
19:00開場/19:30開演 MC 3600円 + od (学割 2600円 + od)
赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh.vo)
問い・予約 03-5904-8576
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2023年12月9日(土)東京・成城学園 Cafe Beulmans
開演13:30 MC: 3300円+2drinks order
第六回 望月慎一郎(p)赤松敏弘(vib)Duo
問い・予約 03-3484-0047
東京都世田谷区成城6-16-5カサローザ成城2F
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【最新プロデュース・アルバム】
2023年1月25日発売!
KALEIDOSCOPE / カレイドスコープ
Tomoko Yoshino / 吉野智子
3000円+税
2023年1月25日発売 (WISE RECORD/WR-202301)
現在の東京のジャズシーンで既にライブでは人を振り向かせる存在となりつつある新人実力派ヴァイビスト・吉野智子。今回そんな彼女のデビュー作のプロデュースを担当しました。
全国のCDショップ及びネットショップからお手元に。
■演奏
Vibraphone : 吉野智子 Piano : 雨宮彩葉 Bass : 鉄井孝司 Drums : 小田桐和寛
■赤松敏弘 official site VIBRAPHONE CONNECTION
発売中のCD、ライブ情報、電子書籍やインタビュー掲載誌等、ジャズ、ヴィブラフォン、演奏法、ジャズセオリーと、ジャズやビブラフォンの周りにある様々な疑問も解決するお役立ち情報も満載。
1997年開設以来のユーザーからの様々な質問や情報交換もアーカイブとして保存中。是非一度お立ち寄りください。
( http://www.vibstation.net )
■赤松敏弘 FaceBook ( https://www.facebook.com/akamatsu.toshihiro/ )
■赤松敏弘 Twitter
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【サブスク ヴィブラフォン / VEGA】
2000年発売のアルバム「Next Door - birth of the “Swift Jazz”」から
2020年発売の「Next Door - New Life」まで、
VEGAレーベルで発売した10枚のアルバムから人気曲を
高音質でお届けしています。
色んな意味で生活の中で占める音楽の比率がコロナ以降高まりつつあります。
「聴いて」楽しむ音楽!
好きな時間に、お気に入りの場所で、くつろぎながら
そこでは無限の想像力が、あなたをお待ちしています。
【放送 / ラジオ、テレビ】
今週のオンエア (12月3日〜12月11日)
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【テレビ】
東京MX2 (地デジ9ch + ▲up)
番組名『ヒーリングタイム&ヘッドライン・ニュース』
癒しの映像+最新のニュース+最良の音楽。
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■月曜〜金曜 28:00〜29:00 (火曜〜土曜 午前4時から)※水曜のみ28:30〜 ■土曜・日曜 16:30〜16:38 ■土曜 27:00〜27:30
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🆕 “工場夜景クルーズ”
『MY REAL BOOK - Season 1 & 2 / 赤松敏弘』(2023年作)
演奏:赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh,vo)酒井麻生代(fl,alt-fl)須川崇志(b,cello)小山太郎(ds)望月慎一郎(p)平石カツミ(b)岡部洋一(perc)
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■月曜〜金曜 16:20〜17:00 (東京シティ競馬中継の時はお休み) ■金曜 25:35 都知事定例会見終了後 〜27:00 ■日曜 24:00〜25:00
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“路面電車のある風景 - 1”
『NEXT DOOR - NEW LIFE/赤松敏弘』(2020年作)
演奏:赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh)酒井麻生代(fl)須川崇志(b)小山太郎(ds)佐々木優樹(g)
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■日曜 23:00〜23:30
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“東京点描 城南1”
『SPARKLING EYES/YUKARI』(2021年プロデュース作)
演奏:YUKARI(vib,mar)飯島瑠衣(p)中林董平(b)森永哲則(ds)guest:赤松敏弘(vib)
←首都圏以外の方はパソコンやスマホでこちらのエムキャスでお楽しみいただけます。
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CDで、サブスクで、テレビで、お楽しみください。