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赤松敏弘Vibraphone Connection・談話室

演奏している時の“こちら側”のタイムというお話し

土曜日の午後は成城学園前のCafe beulmansでのアフタヌーン・ライブでした。
注目のピアニスト望月慎一郎とのデュオ。
マスターの吉岡さんはいつも絶妙の瞬間を撮る名人。
 
 
演奏者の表情から今にも音が飛んで来そう。
写真のとおり回を増すごとに演奏は熱を帯びて行きます。題材は透明でもそこにはちゃんと温度があるのです。
 
 
今日もお店の写真をお借りしました。
 
 
3点目の写真を見て最初は客席で肘をついて目を閉じて聞いているマスク姿の女性がピアノに写っていたのかと思っていましたが、いや、ここのピアノは木目調で決して反射するような仕様ではないので、こ、こ、これは・・・・遂にマスター超常現象まで!? と思ったら、ピアノの上に置いたスタンドの傘でした(笑)
 
それはともかく、MCで休憩時間の楽屋話しをしたら興味を持たれたようなので少し。
 
拍の概念というちょっと難しそうな話を休憩時間に望月くんとしていました。演奏している時のタイム、時間をどのように感じているか、ということ。
 
例えば、一つのところに音で点を打ったとしましょう。それに対して誰かが時間の流れとして次の点を打ったとします。するとこの二つの点の間には時間が流れているわけで、それを察知してその次の点までの時間が想定できる。それによってテンポやフィールが生まれる中で演奏しているのが僕らのタイム感。それをこちら側とすれば、四角定規に時間を切り刻むあちら側のタイム感とはかなり異なっているのです。
 
でも、不思議なことに、あちら側の人ほどメトロノームやクリックを非音楽的として否定するのですね。機械よりもヒューマンな規則性を重宝する。
 
こちら側としては全くそれが理解できず、メトロノームでもクリックでも、自分の共演相手としての意識しかないので、自然と次の点となるべき位置が見えて来て、一緒にいることが楽しくなるのです。
 
メロディー楽器であるけれど伴奏によるリズム楽器という側面を併せ持つピアノとヴィブラフォンだから共通することなのかもしれません。
なので自分がソロでリードしている時も自分が引っ張ってゆくのではなく、後ろで誰かが発言する面白いアイデアに乗っかりながら演奏するいわば他力本願、あるいは万有引力の法則でしょうか。
 
バラードをやるとよくそれがわかります。
 
いろんな話をしながらお互いに「こちら側」で良かったね、というところで本番になったのでした。
 
 
これはクラシックの経験を成長の過程で積んでいるか否かが大きく作用しているように感じています。音による発音の揺らぎやためらい、といったものを徹底的に叩き込まれるからではないかと思うのですが。
だからと言ってビート・ミュージックに乗っかって演奏するスイッチを持たないと我々の世界は成立しないところがクラシックだけとは違うのでしょうね。ビートばかりじゃ息が詰まりそうになってしまうのですが・・・・
 
一言で言えば、拍は「大きくとる」に尽きるのです。
 
そんな二人の成城Cafe beulmansでのアフタヌーン・ライブ。次回は新年度、4月6日(土)の13:30からです。新年度で新たに東京へお越しの皆さん、成城散策も兼ねて是非お越しください。
 
 
 
 
 
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新レーベル、AMS RECORD(アムズ・レコード)のサイト
 
 
第一弾は11月22日発売『MY REAL BOOK/赤松敏弘』
(AMS-23001)定価3.000円(税抜)
 
通算17枚目となる赤松敏弘のvibraphoneに、レギュラーメンバーのハクエイ キム(p)市原ひかり(tp,flh,vo)須川崇志(b,cello)小山太郎(ds)によるグループ・インターアクションが6曲(含む赤松&ハクエイDUO1曲)と、話題の望月慎一郎(p)を迎えて酒井麻生代(fl,alt-fl)平石カツミ(b)岡部洋一(perc)と繰り広げた絵画を眺めるようなジャズ。ライナーノーツ:高井信成。
 
動と静、夜と昼、都会と自然、二つの異なる世界を一つのアルバムとして作り上げました。
お求めは全国のCDショップの店頭予約や有名ネットショップで。さらに今回は以下のサブスク・ステーションで世界同時配信。ストリーミング、ダウンロード。そして今回はハイレゾ配信も行っていますのでどうぞご利用ください。ハイレゾは原理的には私たちがスタジオで聴いている音に限りなく近い音質でお届け出来るので嬉しい限りです。ご利用はこちらのリンクから
 
どうぞご利用ください。
 
 
 
 
【期間限定公開/無料動画】
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最新の動画です。2022年11月に栃木県足利市のartspace&cafeで行われた彫刻家藤岡孝一氏の個展BLUEの中の「JAZZ in BLUE」での演奏からダイジェスト。
約27分間の動画です。
写真をクリックするとartspace&cafeのページに飛びます。最初にコマーシャルが入る場合がありますのでご注意ください。
演奏:Toshihiro Akamatsu(vibraphone) Hakuei Kim(piano)
 
・Straight, No Chaser......Monk
・Violet Rays.....Toshihiro Akamatsu
・Synonym......Toshihiro Akamatsu
・White Forest......Hakuei Kim
・Beyond the Dream......Toshihiro Akamatsu
・Lake Sagami......Hakuei Kim
・The Gleaner......Toshihuro Akamatsu
enc
・Blue in Green......Miles
 
Nov/13/2022 artspace&cafe @ Ashikaga, Tochigi.
 
 
Next Show
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COMING SOON!

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■赤松敏弘 official site VIBRAPHONE CONNECTION

発売中のCD、ライブ情報、電子書籍やインタビュー掲載誌等、ジャズ、ヴィブラフォン、演奏法、ジャズセオリーと、ジャズやビブラフォンの周りにある様々な疑問も解決するお役立ち情報も満載。
1997年開設以来のユーザーからの様々な質問や情報交換もアーカイブとして保存中。是非一度お立ち寄りください。
( http://www.vibstation.net )



■赤松敏弘 FaceBook ( https://www.facebook.com/akamatsu.toshihiro/ )




■赤松敏弘 Twitter

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【サブスク ヴィブラフォン / VEGA】
 
只今、JAZZ-FUSION Subscription Serviceで、2000年発売のアルバム「Next Door - birth of the “Swift Jazz”」から2020年発売の「Next Door - New Life」まで、VEGAレーベルで発売した10枚のアルバムから人気曲を高音質でお届けしています。
 
 
色んな意味で生活の中で占める音楽の比率がコロナ以降高まりつつあります。
「聴いて」楽しむ音楽!
好きな時間に、お気に入りの場所で、くつろぎながらそこでは無限の想像力が、あなたをお待ちしています。
 
是非どうぞ!

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【放送 / ラジオ、テレビ

今週のオンエア (2月18日〜2月25日) 
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【テレビ】
東京MX2 (地デジ9ch + ▲up)

番組名『ヒーリングタイム&ヘッドライン・ニュース』

癒しの映像+最新のニュース+最良の音楽。

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■月曜〜金曜 28:00〜29:00 (火曜〜土曜 午前4時から) ※水曜のみ28:30〜 ■土曜 16:30〜16:38 / 27:00〜27:30 ■日曜 16:50〜17:00  

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🆕 “工場夜景クルーズ”

『MY REAL BOOK - Season 1 & 2 / 赤松敏弘』(2023年作)


演奏:赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh,vo)酒井麻生代(fl,alt-fl)須川崇志(b,cello)小山太郎(ds)望月慎一郎(p)平石カツミ(b)岡部洋一(perc)

 

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■月曜〜金曜 15:20〜16:00 (東京シティ競馬中継の時はお休み) ■金曜 25:35 都知事定例会見終了後 〜27:00 ■日曜 24:00〜25:00 

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“路面電車のある風景 - 1”

『NEXT DOOR - NEW LIFE/赤松敏弘』(2020年作)


演奏:赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh)酒井麻生代(fl)須川崇志(b)小山太郎(ds)佐々木優樹(g)

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■日曜 23:00〜23:30 

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“東京点描 城南1”

『SPARKLING EYES/YUKARI』(2021年プロデュース作)


演奏:YUKARI(vib,mar)飯島瑠衣(p)中林董平(b)森永哲則(ds)guest:赤松敏弘(vib)

←首都圏以外の方はパソコンやスマホでこちらのエムキャスでお楽しみいただけます。

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CDで、サブスクで、テレビで、ライブでお楽しみください。


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