前回に引き続き、「子供のいじめ問題に対処するために、まず夫婦仲が良いことが助けになる」の第2弾ですが、次の状況から男女の違いから一般的にどんな対応が必要になるか考えてみたいと思います。
「家に入った途端,妻の機嫌が悪いのが分かりました。たぶん,そのうち自分から理由を話してくれるだろうと思いました。
妻はこう説明します。「その日は一日,何をやってもうまくゆかなかったんです。主人のせいじゃないことは分かっていたけど,わたしがいらいらしているのを無視しているんじゃないかと思いました」。
妻が満足する対応は?夫は帰宅すると,妻の機嫌が悪いことに気づきます。「どうかしたの?」と夫は優しく尋ねます。すると,涙がこぼれてきて,言葉が口を突いて出てきます。夫は妻を抱き寄せ,辛抱強く耳を傾けます。夫は「かわいそうに,がっかりしたんだね。君がどうしてそんなにいらいらしているのかよく分かったよ」。妻は答えます。「聴いてくれてありがとう。あなたに分かってもらえて,ずいぶん楽になったわ」。
確かに「賢い者の心はその口に洞察力を示させる」と述べる通りです。