[写真] 初回、先制アーチを放った田上選手
2009年06月10日(水) 08:57‐11:09 曇り 東京ドーム
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
広島経済大 0 0 1 0 0 0 0 0 0 = 1
創価大 1 0 1 0 0 0 0 1 X = 3
[ 投 手 ] 大塚
[ 本塁打 ] 田上(1回/右)
[ 三塁打 ]
[ 二塁打 ] 花山(3回)
1番(遊)脇山②(愛工大名電/愛知)
2番(右)田上④(創価/西東京)
3番(中)花山④(愛工大名電/愛知)
4番(DH)清野④(習志野/千葉)
5番(一)高橋④(花咲徳栄/埼玉)
6番(左)濱田④(関西創価/大阪)
7番(捕)狭間③(智弁学園/奈良)
8番(遊)住川④(履正社/大阪)
9番(二)坂野④(関西創価/大阪)
(投)大塚④(創価/西東京)
昨日、東海地方まで梅雨入りした。
暑い雲に覆われてるものの、上空は明るく都内に雨の降る気配はない。
さぁ、日本一を目指して絶対に負けられない戦いが始まった。
初戦の相手は広島六大学を制した広島経済大学、野球どころ広島の雄である。
ここを勝てば昨秋苦杯を喫した東北福祉大が待っている。
日本一までには、5連戦を勝ち抜かねばならない。
8時45分、球場入りすると同時に両チームの先発オーダーが発表
創価大はリーグ戦を制した不動のメンバー
対する広島経済大は、創価の左打者を意識してか軟投派の左腕を立ててきた。
そして8時57分、定刻3分前にプレーボールがかかった。
後攻めの創価のマウンドは、大黒柱の大塚投手
先頭打者に粘られるも、チェンジアップ気味の抜いたボールで見送りの三振
続く打者は浅いセンターフライとライトフライ、完璧な立ち上がりだ。
対する創価の攻撃は、一死から田上が挨拶がてらの先制パンチ
高々と舞い上がった打球がライトフェンスを超える。
高く上がったのでボールを見失ったが、ライトがゆっくり下がるので
取られたのかな?と思ってたら、クルリと背を向ける。
すると3~4列目ぐらいで弾むボールが見えた。
ちょっと間をおいて大歓声が上がる。
どうやら観客も応援団も打った瞬間はホームランと思ってなかったようである。
大塚のピッチングは抜群の出来だった。
3回一死まで7人の打者から4奪三振、制球が良く3球投げればツーワン
見ていて全く文句なしだったのだが、
迎えた8番打者のツーワンから、明らかなボールが2球続く
ストレートが高めに抜けて、変化球がワンバウンドしてツースリー
ここで力勝負したのだが、詰まり気味の打球がライト前で弾んで初安打を許す。
続く9番は、手堅く送って二死2塁
手順は一巡して、打者は前の打席三振に打ち取った1番
その初球だった。
無造作にストライクを取りにきたボールを上手くミートされ、
センター前のタイムリー
もう少し慎重に、という意見もあろうが・・・
ここは、相手の気迫が試合の流れを呼び込んだと見たい。
勝負事には流れがある。
初回2回とチャンスを潰した後だけに、
まさに、チャンスの後にピンチありといったとこだろう。
しかし、この後の対処が見事だった。
トップバッターだけにおそらく俊足なのだろう。
大きくリードを取る走者に、厳しい牽制を2球続ける。
そして、その直後に走られたが
キャッチャー狭間の送球は、走者が2塁へ滑りこむ遥か前に届いていた。
その裏、創価もすぐに反撃
一死から田上が四球で歩くと、花山の打球は右中間フェンスを直撃
あと1Mでホームランだった。
ところが田上が2塁ベース手前でボールを見てたためホームに帰れず23塁
ここで広島経済大は、左腕の内方を代えてエース福間を投入
期待の高橋は外のストレートにバットが出ず、見送りの三振に倒れたが
続く濱田の初球にドラマがあった。
高めに抜けたボールは、キャッチャーのミットをはじいてバックネットを転々
思わぬ展開から勝ち越し点が入った。
その後は、ストレスのオンパレード
3回二死3塁、4回一死2塁、5回無死満塁、6回一死13塁にタイムリー欠乏症
その間、大塚は5回に1安打を許したものの8回までことごとく凡打に打ち取る。
1回2回はフォークが冴えて三振を多く取ったが、
明らかに相手がミート中心に切り替え
大きなスイングがなくなってからは、ストレートを中心に組み立て力勝負
守備陣も頑張った、中でも大きかったのは5回の坂野と花山の守備
二遊間を襲った相手先頭打者の打球を坂野が飛び込んで捕球し
振り向きざま矢のような送球
見事だ。ナイスだ。これぞファインプレーだ。
さらに続く打者のセンター前に落ちそうな打球を花山がダイビングキャッチ
これまた見事だ。ナイスだ。ファインプレーだ。
[写真] 試合終了後、ヒーローインタビューを受ける大塚投手
次にゲームが動いたのは、終盤の8回裏
6番濱田が、相手セカンドのグラブの先を強襲するライト前ヒットででると
7番狭間との間でエンドラン
叩きつけた打球がファーストの頭上を越え13塁
8番住川は、セーフティスクイズを試みるが惜しくも連続ファールのあと三振
ところが、9番坂野が初球セーフティスクイズをいとも簡単に決める。
住川を打ち取って相手が無警戒だったのか、投手以外だれも前進してこない。
点が入る時って・・・ こんなもんかもしれない。
さらに脇山が死球の後、田上がセンター前にはじき返すが
2塁狭間のスタートが若干遅く3塁ベースを回ったとこでストップ
8回裏で二死、ギャンブルで突っ込む手もあっただろうが
どうだったのだろうか。
結果的には力のない返球で、戻れてた感もあったのだが・・・
兎にも角にも貴重な追加点を取って最終回
大塚は、伝家の宝刀フォークで二者連続三振
続く打者には、センター前にポテンヒットを許すが
最後の打者はサード住川へのライン際のファールフライ
試合時間は2時間と12分、その2/3が創価の攻撃時間
9安打と7四死球で、ホームランとパスボールとスクイズの3点
たらればを言うのはよそうと思うが、
もう少ししぶとくいかないと、明日の東北福祉大は厳しい。
しっかりと切り替えて、
明日にときめけ、夢にきらめけ
頑張れ創価、頂点まであと四つだ。
1 表/広経 三振、中飛、右飛
裏/創価 二飛、右本で1点、四球、二ゴ、左飛
2 表/広経 三振、二ゴ、三振
裏/創価 四球、犠打、三飛、遊ゴ
3 表/広経 三振、右安、犠打、中安1点、盗塁死
裏/創価 遊邪飛、四球、右二、四球、三振、捕逸1で点、左飛
4 表/広経 三直、遊ゴ、一ゴ
裏/創価 右安、犠打、左邪飛、投ゴ
5 表/広経 二ゴ、中飛、右安、三ゴ
裏/創価 右安、盗塁、四球、中安、投ゴ併殺1-2-3、左飛
6 表/広経 二直、投ゴ、三邪飛
裏/創価 三振、死球、一安、一ゴ(3塁走者挟殺死)、二ゴ
7 表/広経 二ゴ、右飛、遊ゴ
裏/創価 一直、三振、右直
8 表/広経 二ゴ、三振、左飛
裏/創価 右安、右安、三振、犠打(スクイズ)で1点、死球、中安、右飛
9 表/広経 三振、三振、中安、三邪飛、試合終了
大塚君、天野君4年生の皆さんのラストシーズン
日本一目指して頑張ってほしいです。
今日は高千穂大学さんに3対1で勝ちました。
共に応援頑張りましょう。
10月4日の飯能市民球場での杏林大戦か、最終節の流通経済大戦に行こうと思ってます。
高校との試合日程が重ならなければと思ってます。
ともに応援しましょう。