𝐚 𝐥𝐢𝐭𝐭𝐥𝐞 𝐡𝐚𝐩𝐩𝐢𝐧𝐞𝐬𝐬

書きたい時にゆるりと書いてます💕

『 密の時間 』

2022-01-23 23:00:00 | 日記
行ってはいけない!といわれる処が・・・。




そこには 他にはない密がある・・・




甘い密を求めて・・・




それとも何を求めてか・・・




それだけのために 白い蝶々🦋が飛んでいく…




雨☔の予感を察した白い蝶が 




動ける間にと・・・




ヒッソリフワリ早々と・・・🦋




そこには赤紫の花が・・・




🦋がくると (ここよ…)というように
風に吹かれて揺れた。




白い蝶々🦋は静かに近づいて




赤紫の花へ・・・




赤紫の花は(密を吸って…)とはいわずに
蕾を蝶々に委ねた。




蝶々は嬉しそうに蕾へ・・・




蕾の匂いを嗅いでは
ヒラヒラと喜ぶように我を忘れて・・・




赤紫の花は静かに微笑むように揺れていた。




蝶々は蕾から離れて赤紫の花へ・・・




そして吸いつかれるように密を吸う・・・




二つが一つになるように重なり合い




それはまるで 




長くて短い・・・




濃厚なの時間だった。




蝶々は何かをうったえた…




赤紫の花は何もいわなかった・・・。




もう       それは手遅れだったから。




蝶々は羽根を静めていたが




赤紫の花は静かにゆっくり微笑んだ。




代わりに密を差し出して・・・
そして最後に蕾を蝶々に向けた。




蝶々は蕾の匂いをゆっくり嗅いで




とまって離れないでいた。




(雨☔がやってきますよ…)





冒険が好きな蝶々は




雨☔に溺れて羽根を危険にさらしたから…




赤紫の花は




それを知っていたから・・・




(雨☔のことはいわないで…)と蝶々はだまって蕾のそばにいたが




赤紫の花は察しているかのように・・・




蝶々も自分の全てを解っていた花に




(申し訳ない…)
と謝るようにくっついた。




赤紫の花が空を見て
白い蝶々🦋はそれを確かめるように離れた。




短くて 淡い 濃厚な 時間・・・




いつもの太陽ではなく




冷たい月🌕の光から隠れるように・・・




蝶々🦋は飛び立っていった。




最後に蝶は振り返り




赤紫の花は手をふるように揺れていました。




おとぎの国のお話しでした・・・









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