残念な結果ではありますが、大外を回されても0.7秒差まで詰め寄ってくれましたし、上がりも最速の脚を見せてくれました
そう考えると、スタート以外の部分では、力の確認できた一戦だったかなと思います
今回の走りを見る限り、マイル以上でもやれそうなスタミナが感じられますし、直線も長い方が良いかもしれません
この後はお休みに入るようですが、精神的にまだまだ幼く、見た目にも成長途上なのは明らかですので、放牧を挟んで心身ともにレベルアップした走りを見せて欲しいですね
■ RECENT STATE ■
10/3 斎藤誠厩舎 3日の中山競馬ではスタートで遅れを取り最後方から。直線勝負にかけて最後は外目から伸びを見せるも5着まで。 「今日はパドックで跨って馬場入りした時からポーッとしていて動きもややモサモサしていたから気合いをつけつつゲートまで持って行くほどだったんです。輪乗り、ゲート内も大人しくしていて変な課題は見せていませんが、結果的に気が入ってないものでもあるでしょうからね…。気になったのはゲートが開く動きを気にしたのかスタートを切られた時に頭を上げてスッとスピードに乗っていかなかったことですね。そのあたりは経験を重ねつつ変わっていくと思いますし、今日はとにかくレースというものを理解していなくてわからずに競馬が終わったということに尽きると思います。まだトモが弱くて走りも定まり切れていないですし、勢いがついてきたのはゴール板を過ぎてからのような走りでした。それでも何とかしないといけないだけに申し訳ありませんが、まだこれからなのは間違いない馬ですし、使いつつ良くなってくれるはずです」(柴山騎手) 「体調面は悪くないもので送り出せたと思いますけれど、トモなどまだ力がつききっていないですし、スタートがあまり速くないことは把握していました。それなのでゲートに関しては仕方ないかなと思えましたけれど、思ったほど勝負どころでスピードに乗ってこれなかったところはありましたね。それだけに肝心なところで遅れをとったのは残念でした。うーん…正直、多少の遅れはあっても負かしてくれるのではないかと思っていただけに悔しいですし、良い結果にならなくて申し訳ありません。今後についてはまず見てからになりますけど、お姉ちゃんのことが特に頭にありますし、攻めすぎないようにしていきたいのもあります。今のところは心身のケアを考えて一度放牧を挟んでから次走を考えていく形にすることになると思います」(斎藤誠師) 長距離輸送を挟んだこと、環境を変えたこともあって牝馬らしく繊細な一面も見せていましたし、血統的なことを考えても初戦からガリガリ攻めて仕上げるというわけではなくじんわり乗り込みながら態勢を整えて臨んだ今回でした。それでも具合は悪くなく、ここでは良い走りを見せてくれると期待していました。練習時から把握はできていましたが実戦でもスタートはゆっくりになってしまいましたし、それ以外でも気持ちの幼さと言いますか、如何にも新馬という感じだったのが今回の敗因と言ってもいいはずです。終いは差を詰めてきていますし、まったく悲観はしなくていいはずです。今後はおそらくいったん放牧を挟むことになりますが、様子を見つつ巻き返しを狙っていきます。 |