麦わら海賊版が往く…

思い出の日々

そんなに遠い先のことではないと分かっていたものの、突然やってきたフレデフォートとの別れ

やたらと長い文章が関係者のたくさんの愛情を示していますが、そのことがかえってさみしくもさせてくれます

■ RECENT STATE ■
1/20 NFしがらき
軽めの調整を行っています。
「こちらに到着後、軽く動かしつつ馬体のチェックを行っています。やや歩様に硬さも感じますし、もうしばらくは運動程度で慎重に様子を見て、今後のメニューを考えていきます」(NFしがらき担当者)

1/23 引退
「多少硬さがありましたし、慎重に動かしていたのですが、以前骨りゅうができた箇所がまたチクチクしているようでもうひとつ歩様が良くなってきません。元々、しばらくはちょうどいいオープン特別がなく、長めの休みになりそうとは思っていたのですが、こうなると調教も控えなくてはなりませんし、出走までにはかなり時間を要す可能性が高い状況です」(NFしがらき担当者)
「重賞を使うとなると賞金が足りず、ちょうどいいオープン特別がしばらくない状況で、今回は長めの放牧になるかもしれないと思っていたところだったのですが、骨りゅうのせいか歩様が硬いとのこと。遅生まれで初勝利を挙げたのも3歳秋と遅く、一歩ずつ一歩ずつ階段を上がって、7歳春にオープン入り。これまでの歩みを振り返るだけで頭がさがる思いです。コンスタントにここまで40戦以上消化してくれたフレディには感謝の気持ちしかありません。ここまで応援していただいてありがとうございました」(安田師)
前走後は重賞挑戦も視野に入れていましたが、賞金的に出走が難しそうとのことで放牧に出していました。現状の重賞で出走できないとなると、G1に向けてのオーシャンSはもっと厳しいでしょうし、芝1200mのオープン特別も極端に少なく、ある程度の期間は休養に充てなくてはなりません。順調に乗り込めれば問題はなかったのですが、放牧先で動かしても多少硬さが残っているとのことで、骨りゅうがぶりかえすとなると前回と同様半年程度の期間が必要になる可能性もあります。南半球産で半年遅れというハンディがありながら、3歳秋の初勝利からコツコツと力をつけ、昨年オープン入りをした時の感激は忘れられません。まだまだ元気な姿を見ていたかったのですが、年齢的なことを考慮しましても、このままでは会員様のご負担ばかりが増えることになりかねませんし、安田隆行調教師と協議を行った結果、ここで現役続行を断念し、近日中に競走馬登録を抹消することになりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。


初めての名付け親、初めての口取り、初めてのオープン馬と、一生忘れることのできない一頭となったフレデフォート

先生がこの仔をフレディと呼んでたのはまったく知りませんでしたが、私と同じ呼び方をしてくれてたのはチョッピリ嬉しかったりもします

フレデフォートは Dubai Millenniumの直仔に当たる南半球産のDubawi産駒ですが、
募集された頃はDubawiの評価はまだ世界的にも高くなく、
出資しようと思ったのは、ただ単にDubai Millenniumの血統を持ってみたいという単純な気持ちでした



思い返せば、初めてフレディと会ったのはNF空港でのこと
大木厩舎長が直々に曳いてきてくれました
2009/11

次に会った時も大木厩舎長
明るいところで見たフレディは眼が澄んでてとても男前でした
2010/02

競馬場で初めて会ったのは、3歳も8月になった札幌競馬場
2010/08/15

走っても


走っても、なかなか春はやってこず
2010/09/05

ようやく勝ち上がれたのは連闘で挑んだスーパー未勝利でのこと
2010/09/11

ハナ差となった写真判定にはドキドキさせられましたが、初の口取りもさせていただきました


次にフレディと会ったのは、新潟のダートとマイルで大敗後の放牧中のとき
じっくりと触れあえたのはこれが最後でした

2011/07 NF空港




競馬場での再会は新装2年目の函館競馬場
この頃はめったにない愛馬応援のチャンスとばかりに、毎週のように函館遠征してましたね

2012/06/23 STV杯


2012/06/30 TVh杯


2012/07/15 立待岬特別


もちろん札幌に凱旋したときも応援に行きましたが、フレディと会ったのはこの時が最後に

2012/08/11 シンガポールTC賞


そのあとは栗東としがらきの往き来のみだったため、お仲間さんから送って頂いた写真を眺めるのがとても楽しみで

12/12/16 阪神 高砂特別




15/01/12 京都 淀短距離ステークス(ラストラン)




写真を見ているといつまでも眺めてしまうのでこの辺で終わりにしたいと思いますが、
最後まで根気強くサポートしてくれた安田厩舎、NFしがらきの皆さんと、たくさんの思い出をくれたフレデフォートには感謝してもしきれません


本当に楽しい一口生活の日々でした
フレディありがとう、そしてお疲れさま


フレデフォート Vredefort 牡
鹿毛 2007/9/6生
南アフリカ共和国にある世界最古の隕石跡「フレデフォート・ドーム」より。南アフリカで活躍した母および母系から連想。
父:Dubawi×母:Perfect Promise (BMS:Caesour)
栗東・安田厩舎所属
募集価格 2600万円
生涯成績 41戦4勝(4-5-3-29)
獲得賞金 8792万円

■ VICTORY ■
2010/09/11 3歳未勝利 札幌・芝1200m(古川)


2012/04/28 土湯温泉特別 福島・芝1200m(大野)


2013/07/20 白河特別 福島・芝1200m(柴田善)


2014/03/16 トリトンS 中京・芝1200m(中井)

コメント一覧

すけ兄
まだ忘れられず
他の仔たちには申し訳ないくらいフレディへの思い入れが強すぎて、完全にぽっかりと穴の空いてしまった私です
このタイミングでの引退は予想していませんでしたが、最後のレースをfurさん達に現地応援して頂き、思い出の写真を撮して貰えたのも、巡り合わせでしょうかね
ありがとうございます
fur
お疲れさまでした!
また男前が1頭歩き出しましたねぇ・・・
うーん寂しい
最後のレースを現地で見ることができて嬉しかったです
41戦本当にお疲れさまでした!

すけ兄さん名付け親だったのですね
彼とまだどこかで会えたらいいですね
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

最新の画像もっと見る

最近の「07 フレデフォート」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事