進む!ICT化

介護業界にも浸透するICT化について考えよう

スムーズなICT化を助ける導入時の研修

2025-01-06 09:43:06 | 介護分野

介護分野でICT化をさらに進めるためには、導入後に問題なく使いこなせるように教育や研修を行うことがポイントです。

介護の現場では、記録業務や情報共有などにICT(情報通信技術)を活用する動きが加速しています。しかし、ICT機器やソフトウェアに馴染みのない世代の職員も多く、新しい技術の導入に抵抗を感じる方も少なくありません。そのため、ICT化を進める上では、職員の苦手意識を解消するための教育や研修を行うことが重要な鍵を握ります。導入時に全職員に対して、機器の操作方法やソフトウェアの使い方、トラブル発生時の対処法など、実践的な研修を行うことで、スムーズなICT化を促進できるようになるのです。

研修内容は、職員のICTスキルレベルに合わせて段階的に設定することが大切です。パソコンやタブレットの基本操作に不慣れな職員には、マウスの使い方やキーボード入力、インターネットの閲覧方法など、基礎的な内容から始める必要があります。また、ある程度ICTスキルのある職員には、介護記録システムの活用方法やデータ分析の手法など、より高度な内容の研修を提供することで、個々の能力向上を図ることが重要です。さらに、定期的なフォローアップ研修を実施することで、継続的なスキルアップを支援し、ICT化の効果を最大限に引き出すことができます。苦手意識を持つ職員に対しては、個別にサポートを行うなど、きめ細やかな対応も必要です。


介護分野でICT化が浸透中

2022-02-16 11:38:28 | ICT化

介護分野でICT化が浸透しています。労働負荷の高さや、慢性的な人手不足が謳われる介護分野では、情報機器を業務に活用することにより、大幅な改善を行えるケースもあります。事務処理などの間接的な分野に多くの時間を割かれるようだと、要介護者の方へのケアの質が低下していくものです。日々の業務報告や、ケアを行なう高齢者の方のカルテ管理を、タブレットなどのIT機器を用いて簡略化することで、サービス品質の向上を目指すのがICTを導入する目的です。

高齢化社会が進み、老後を自宅で過ごしたいと考える方が増えています。訪問介護の事業所で働く介護職の方も多くなり、訪問時の就業管理を行なうために、IT機器を活用するケースが増えているのです。外回りが多い介護職であっても、事務所に戻ることなく、要介護者の容態を報告することが可能になります。事務的な処理が簡略化されることにより、一日に回れる人数も増え、業務効率が向上していくのです。

ICT化を進めることにより、新たに介護職に就いた方への教育負担も軽減されます。要介護職が排泄を行いたい場合など、新人には対処が難しいケースであっても、タブレットなどの電子機器を用いて、情報共有や動画閲覧などを行えば、スムーズな対応ができるようになるのです。ICT化を行なう際には、導入補助金の適用を受けることもできます。パッケージソフトの購入でも、クラウドサービスを活用したICT化であっても、少ない予算で介護施設へIT機器やシステムを導入することが可能です。こちらのサイト<ICTでより良い介護の現場へ>を参考に、ICT化の促進についてもっと考えてみてはいかがでしょうか?