業務ごとに担当をつける働き方

これまでとは違う働き方を取り入れませんか?

介護職の人材不足が進んでいるそもそもの原因とは

2024-11-13 10:52:02 | 介護シェアリング

介護シェアリングは、介護業界の人材不足問題をカバーする取り組みの一つです。介護を必要とする高齢者が増える一方で、介護を提供する人材が不足している現状を改善するために、様々な対策が求められています。

そもそも介護業界が人材不足なのは、どんなことが原因なのでしょうか。その一つが、進行している少子高齢化です。
高齢化が進み、介護を必要とする人が増え続けている一方で、少子化によって若い世代が減少の一途をだとっています。現役世代が少ないと、必然的に介護職に就く人も少なくなり、人材不足につながります。
高齢化の進行は特定の地域に限ったことではなく、日本全体で起きていることです。
少子化が解消されない限り高齢化が進むことは必至であり、介護の人材不足はもちろん老老介護や認認介護といった問題も出てきます。

また、介護職は身体的にも精神的にも負担が大きく、離職率が高いことも人材不足の大きな原因です。
長時間労働や夜勤、低賃金といった労働環境の問題、そして利用者の介護による腰痛などの身体的な負担や、認知症の方への対応などによる精神的な負担も大きく、働き続けることが難しいと感じる人が多いのです。

これらの悪循環は一朝一夕で解消することが難しく、さまざまな議論がなされているなかでたどり着いた策の一つが介護シェアリングなのです。
介護シェアリングのような新しい取り組みは、今後も注目されていくでしょう。人材不足の解消には、より働きやすい環境づくりや、介護職の魅力向上のための取り組みも重要です。


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当然、デメリットもある

2021-07-07 10:28:53 | デメリット

人材不足の解消や介護職員の負担軽減に繋がると期待されている介護シェアリングですが、良いことばかりではありません。当然のことながら、デメリットもあります。
たとえば、これまでの体制を大幅に変えることになるため、短時間勤務制度を新たに導入するなど、制度の見直しが必要です。その体制変更に介護職員が慣れるまでに時間もかかるでしょう。
ただし制度の見直しは大変ですが、それが終われば後は多少の手直しをしつつ浸透するのを待つだけです。時間の経過とともにそれも落ち着いてくるため、大きなデメリットとは言えないでしょう。


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介護シェアリングとは

2021-06-24 05:23:58 | 業務

介護職員の仕事は食事介助や入浴介助、レクリエーションなど様々なものがあります。そのため、人材を雇用するハードルが高く、新しく職員を雇ったとしても教育に時間がかかってしまうことが問題となっています。
この問題を克服するために考え出されたのが介護シェアリングです。介護シェアリングは複雑化している介護業務を細分化して、それぞれの業務を担当する職員を雇用することを言います。

介護シェアリングを導入するメリットとして挙げられるのが、新人の教育にかかる時間が短縮されることです。これまで1人で多様な業務を行っていたのがシンプルな内容になるので、覚えることも少なく済み、短期間で一人前のスタッフへと成長できます。
また特定の業務のプロフェッショナルを育成することもできるでしょう。1人が行う業務がシンプルになることで、他のスタッフへの引継ぎが楽になるのも特徴です。

人材不足の解消にも介護シェアリングは役立ちます。業務が細分化されるために短時間勤務がしやすい環境が整います。専業主婦や定年後の方、学生のアルバイトなど、長時間の勤務が難しい方でも介護業界で働きやすくなるでしょう。
コアタイムだけ働いてもらうような求人を出すことも可能です。多様な人材を雇用するチャンスが広がり、働いた方から施設の評判を広めていくことにもつながります。
しかし、介護シェアリングを導入したからといって、必ずしもスタッフを雇えるとは限りません。施設の魅力を打ち出し、人がやってきてくれるように環境を整えることが必要です。
ただしそれでも介護シェアリングを導入することが、人々の関心を集める大事な一歩となることに変わりありません。まずはこちらの【今注目の「介護シェアリング」とは】で介護シェアリングの詳しい情報を集めてみましょう。


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