ＤＶＤ視聴。以下本文はネタバレありです、未見の方はご注意下さい!!!
『コムスク行きの汽車』
カラー／４：３ ビスタ／音声：１.オリジナル韓国語〈ドルビー・デジタル・ステレオ〉／片面１層／66分／字幕：１.日本語字幕／2004年／原題：Train For Gomsk （C）MBC 2004 All Rights Reserved [キャスト] オム・テウン／チェ・ジョンアン／イェ・スジョン／シン・チュンシク／チョン・ハノン [スタッフ] 演出：ファン・イルレ『ごめん、愛してる』『宮~Love in Palace』 脚本：ファン・ギョンシン／企画：イム・ファミン [解説] 1991年から2007年まで、16年の長きにわたって高い人気を誇った『MBCベスト劇場』から、選りすぐりの４作品を一挙リリース！今をときめく人気韓流スターが主演する幻の名作ドラマが、遂にベールを脱ぐ！！厳選された脚本から生まれる完成度の高いドラマが人気を博した『MBCベスト劇場』は、数多くの若き演出家や脚本家の登竜門ともなった長寿番組。
（Amazonより）
【物語】
新婚間もない若い夫婦が、汽車でコムスクへと向かっていた。
父から聞いたコムスクの話に、期待を膨らます夫（オム・テウン）。一方、未知の土地への不安からか、妻（チェ・ジョンアン）は浮かない表情で夫を見つめる。
汽車は途中のモントハイムで２時間停車することになり、電車に乗りっぱなしだった妻は駅周辺を散策しようと夫を誘う。しかし、夫婦がレストランで休憩している間に汽車は出発してしまう。
その夜、切符代に全財産を注ぎ込んで所持金の無い夫婦は、かつてホテルを営んでいたレストランの２階に泊まらせてもらう事にする。夫はレストランの女主人にコムスク行きの汽車の時間を尋ねるが、女主人は無愛想にわからないと言うだけだった。
翌日、汽車は来るが通過してしまい、苛立ちを募らせる夫。そんな夫に対し、妻は村を気に入った様子を見せる。
夫婦がモントハイムに下車して３日目、ようやくコムスク行きの汽車が駅に停車し、夫は車掌に事情を説明するが、車掌からは切符を買いなおすように言われてしまう。
夫はレストランの女主人に借金を申し入れるが、女主人に断られ、レストランでの客からのチップで切符代を貯めるよう勧められる。
夫婦はレストランの２階に住みながら生活を始める。
ある日、妻は学校教師宅の家政婦代として、１つのソファをもらってくる。妻がお金では無く、ソファをもらった事に夫は怒るのだった。
冬を迎え、夫は切符代が貯まりつつある事を嬉しそうに妻に話すが、妻の反応は冷たいものだった。
春、駅にコムスク行きの汽車が停車し、車掌から切符を２枚購入する夫。妻に声をかけ荷造りするが、いつまでたっても妻は現れない。しびれを切らして夫が部屋に戻ると、妻は家政婦代にもらったソファを運ぼうとしていた。
夫婦は口論になり、夫は妻を置いて汽車に乗り込むが、しばらくすると妻が駅までソファを運んで来る。夫は慌てて手伝い、ソファを汽車にのせようとするが、車掌から貨物代が別途必要になると言われてしまう。
「ソファを持って行けないなら、コムスクへは行かない」と頑なに言い張る妻を残して、夫は一人でコムスクへ向かおうとするが、発車間際の妻の告白により、夫も再びコムスクに残る事になる。妻が妊娠したのだった。
妻が臨月を迎えた頃、牧師が夫婦を訪ねてやってくる。
牧師は、高齢になった教師の引退が決まった為、夫に新しい教師になって欲しいと言うのだった。教師になれば庭付きの家も供給されると聞き、喜ぶ妻。夫は、教師になってしまえば、コムスクへは行けなくなると考える。
夫が教師になり、村の子供たちに授業をしている最中、いたずらっ子な２人の男の子が教室をのぞく。授業が終わり、授業をのぞきに来た２人の男の子と妻の４人で食卓を囲む夫。
妻が屋根裏で見つけたという、前の教師の遺品であろう小箱を開ける夫。その中には、昔のコムスク行きの切符が入っていたのだった。
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不思議なドラマでした。
時代がいつ頃なのか分からないようにしてあり、受ける印象としては『大草原の小さな家』や『赤毛のアン』のような雰囲気です。
最初から謎の土地、コムスクに大きな希望と期待を抱いている夫とは違い、妻はコムスクに行きたくないようなんですが、それが何故なのか、コムスクはどんなところなのか、全く分からないようにしてあります。
謎の土地コムスクについて、レストランの女主人が言及するシーンがありますが、その情報もコムスクに対して謎を深めるばかりです。
しかしポイントはそこではなく、人生にとって何が幸せなのか？という事で、妻が夫に「幸せはどこに住むかではなく、あなたが何をしたかよ」と言うシーンがあります。なるほど～。
夫も最後に、前任の教師が遺した小箱からコムスク行きの切符を取り出し、人生にとっての幸せを考えます。
そんな人生にとっての幸せを問いつつも、目的へとがむしゃらに向かって行く男性と、物に執着する女性との対比がまた面白かったです。
自分だったらどうでしょうね～？私は何でも集めるわりに、ポイポイ捨てる性質なので、きっとソファーを置いてコムスクに行ってしまったかも知れません(笑)
『コムスク行きの汽車』
カラー／４：３ ビスタ／音声：１.オリジナル韓国語〈ドルビー・デジタル・ステレオ〉／片面１層／66分／字幕：１.日本語字幕／2004年／原題：Train For Gomsk （C）MBC 2004 All Rights Reserved [キャスト] オム・テウン／チェ・ジョンアン／イェ・スジョン／シン・チュンシク／チョン・ハノン [スタッフ] 演出：ファン・イルレ『ごめん、愛してる』『宮~Love in Palace』 脚本：ファン・ギョンシン／企画：イム・ファミン [解説] 1991年から2007年まで、16年の長きにわたって高い人気を誇った『MBCベスト劇場』から、選りすぐりの４作品を一挙リリース！今をときめく人気韓流スターが主演する幻の名作ドラマが、遂にベールを脱ぐ！！厳選された脚本から生まれる完成度の高いドラマが人気を博した『MBCベスト劇場』は、数多くの若き演出家や脚本家の登竜門ともなった長寿番組。
（Amazonより）
【物語】
新婚間もない若い夫婦が、汽車でコムスクへと向かっていた。
父から聞いたコムスクの話に、期待を膨らます夫（オム・テウン）。一方、未知の土地への不安からか、妻（チェ・ジョンアン）は浮かない表情で夫を見つめる。
汽車は途中のモントハイムで２時間停車することになり、電車に乗りっぱなしだった妻は駅周辺を散策しようと夫を誘う。しかし、夫婦がレストランで休憩している間に汽車は出発してしまう。
その夜、切符代に全財産を注ぎ込んで所持金の無い夫婦は、かつてホテルを営んでいたレストランの２階に泊まらせてもらう事にする。夫はレストランの女主人にコムスク行きの汽車の時間を尋ねるが、女主人は無愛想にわからないと言うだけだった。
翌日、汽車は来るが通過してしまい、苛立ちを募らせる夫。そんな夫に対し、妻は村を気に入った様子を見せる。
夫婦がモントハイムに下車して３日目、ようやくコムスク行きの汽車が駅に停車し、夫は車掌に事情を説明するが、車掌からは切符を買いなおすように言われてしまう。
夫はレストランの女主人に借金を申し入れるが、女主人に断られ、レストランでの客からのチップで切符代を貯めるよう勧められる。
夫婦はレストランの２階に住みながら生活を始める。
ある日、妻は学校教師宅の家政婦代として、１つのソファをもらってくる。妻がお金では無く、ソファをもらった事に夫は怒るのだった。
冬を迎え、夫は切符代が貯まりつつある事を嬉しそうに妻に話すが、妻の反応は冷たいものだった。
春、駅にコムスク行きの汽車が停車し、車掌から切符を２枚購入する夫。妻に声をかけ荷造りするが、いつまでたっても妻は現れない。しびれを切らして夫が部屋に戻ると、妻は家政婦代にもらったソファを運ぼうとしていた。
夫婦は口論になり、夫は妻を置いて汽車に乗り込むが、しばらくすると妻が駅までソファを運んで来る。夫は慌てて手伝い、ソファを汽車にのせようとするが、車掌から貨物代が別途必要になると言われてしまう。
「ソファを持って行けないなら、コムスクへは行かない」と頑なに言い張る妻を残して、夫は一人でコムスクへ向かおうとするが、発車間際の妻の告白により、夫も再びコムスクに残る事になる。妻が妊娠したのだった。
妻が臨月を迎えた頃、牧師が夫婦を訪ねてやってくる。
牧師は、高齢になった教師の引退が決まった為、夫に新しい教師になって欲しいと言うのだった。教師になれば庭付きの家も供給されると聞き、喜ぶ妻。夫は、教師になってしまえば、コムスクへは行けなくなると考える。
夫が教師になり、村の子供たちに授業をしている最中、いたずらっ子な２人の男の子が教室をのぞく。授業が終わり、授業をのぞきに来た２人の男の子と妻の４人で食卓を囲む夫。
妻が屋根裏で見つけたという、前の教師の遺品であろう小箱を開ける夫。その中には、昔のコムスク行きの切符が入っていたのだった。
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不思議なドラマでした。
時代がいつ頃なのか分からないようにしてあり、受ける印象としては『大草原の小さな家』や『赤毛のアン』のような雰囲気です。
最初から謎の土地、コムスクに大きな希望と期待を抱いている夫とは違い、妻はコムスクに行きたくないようなんですが、それが何故なのか、コムスクはどんなところなのか、全く分からないようにしてあります。
謎の土地コムスクについて、レストランの女主人が言及するシーンがありますが、その情報もコムスクに対して謎を深めるばかりです。
しかしポイントはそこではなく、人生にとって何が幸せなのか？という事で、妻が夫に「幸せはどこに住むかではなく、あなたが何をしたかよ」と言うシーンがあります。なるほど～。
夫も最後に、前任の教師が遺した小箱からコムスク行きの切符を取り出し、人生にとっての幸せを考えます。
そんな人生にとっての幸せを問いつつも、目的へとがむしゃらに向かって行く男性と、物に執着する女性との対比がまた面白かったです。
自分だったらどうでしょうね～？私は何でも集めるわりに、ポイポイ捨てる性質なので、きっとソファーを置いてコムスクに行ってしまったかも知れません(笑)
