今日、新聞やネットをチェックしていると登記が関係する記事が目につきました。
①法務省調査 山林の相続登記低調(読売)
法務省が相続登記がされずに放置されている土地について、初の実態調査をしたそうです。
‟初”なんですね。
それ自体にちょっとびっくりしましたが。
都市部と地方を調べたら田畑で23%、山林で32%が50年以上変更登記がなく放置状態なのだそうです。
ちなみに都市部の宅地は10%程度。
やはり田畑・山林は宅地に比べ2~3倍放置されているんですね。
記事にもありましたが、相続登記は義務ではありません。
名義を変更しなくても罰則などはないです。
この点の知識は確かにウソではないのですが、放置に拍車をかけているのではないでしょか。
義務じゃないけど、やらなくていい・放置しておいていいってことでは決してありません。
誤解というか、都合がいい解釈を生んでいるというか。。。
と言っても、資産価値ゼロなものに対して、費用かけてまで名義変更をしたくないっていう気持ちもわかりますが。
いっそのこと、相続税に期限があるみたいに例えば相続開始後15か月以内の相続登記は登録免許税無料、
専門家の費用も50%助成しますってくらいの制度改革はいかがでしょうか??
②地面師再逮捕へ(読売)
所有者の女性に成りすまして、土地を勝手に売却してしまったのだそうです。
司法書士としては、ヒト・モノ・意思の確認と言いますが、改めてその重要性を認識する記事です。
決して巻き込まれてはいけない事件ですが、今回は弁護士の方が立ち合い、登記申請まで行っていたようです。
最近の傾向として高齢者の所有、空き家などが狙われているとのこと。
成りすまして売却しても気づかれにくい物件ということのようです。
不動産登記の世界でも登記識別情報通知書が登場してから10年以上が経過し、登記済権利証ではない決済も随分と増えました。
反面、登記済権利証を扱う機会が減ってきています。
偽造するなら権利証だと思いますから、機会が減ってきたからこそ、これまで以上に権利証の真贋を見抜く感度をしっかりと高めに持っていなければならないと思いました。
③国交省に不正アクセス 登記情報など流出(ネット記事)
国交省の「土地総合情報システム」が不正アクセスを受け、アンケート情報や氏名のほか、所有権移転登記情報が流出したとのこと。
国交省のシステムと法務省の登記情報がリンクしてるんですね、きっと。
ネットやシステムでつながるのは便利ですが、やはりこのような流出事件は起きてしまいますよね。
マイナンバーとか本当に大丈夫なんでしょうか。
便利になることと、安全の確保は反比例するように思います。
個人情報を守りたければ、アナログにしておくこと・不便にしておくことが一番だと思うのですが、世の中はそうはいかないんですよね。
登記情報は、一定の手続きを取れば公開されている情報とはいえ流出していいものではありません。
しっかりと管理してほしいと思います。
①法務省調査 山林の相続登記低調(読売)
法務省が相続登記がされずに放置されている土地について、初の実態調査をしたそうです。
‟初”なんですね。
それ自体にちょっとびっくりしましたが。
都市部と地方を調べたら田畑で23%、山林で32%が50年以上変更登記がなく放置状態なのだそうです。
ちなみに都市部の宅地は10%程度。
やはり田畑・山林は宅地に比べ2~3倍放置されているんですね。
記事にもありましたが、相続登記は義務ではありません。
名義を変更しなくても罰則などはないです。
この点の知識は確かにウソではないのですが、放置に拍車をかけているのではないでしょか。
義務じゃないけど、やらなくていい・放置しておいていいってことでは決してありません。
誤解というか、都合がいい解釈を生んでいるというか。。。
と言っても、資産価値ゼロなものに対して、費用かけてまで名義変更をしたくないっていう気持ちもわかりますが。
いっそのこと、相続税に期限があるみたいに例えば相続開始後15か月以内の相続登記は登録免許税無料、
専門家の費用も50%助成しますってくらいの制度改革はいかがでしょうか??
②地面師再逮捕へ(読売)
所有者の女性に成りすまして、土地を勝手に売却してしまったのだそうです。
司法書士としては、ヒト・モノ・意思の確認と言いますが、改めてその重要性を認識する記事です。
決して巻き込まれてはいけない事件ですが、今回は弁護士の方が立ち合い、登記申請まで行っていたようです。
最近の傾向として高齢者の所有、空き家などが狙われているとのこと。
成りすまして売却しても気づかれにくい物件ということのようです。
不動産登記の世界でも登記識別情報通知書が登場してから10年以上が経過し、登記済権利証ではない決済も随分と増えました。
反面、登記済権利証を扱う機会が減ってきています。
偽造するなら権利証だと思いますから、機会が減ってきたからこそ、これまで以上に権利証の真贋を見抜く感度をしっかりと高めに持っていなければならないと思いました。
③国交省に不正アクセス 登記情報など流出(ネット記事)
国交省の「土地総合情報システム」が不正アクセスを受け、アンケート情報や氏名のほか、所有権移転登記情報が流出したとのこと。
国交省のシステムと法務省の登記情報がリンクしてるんですね、きっと。
ネットやシステムでつながるのは便利ですが、やはりこのような流出事件は起きてしまいますよね。
マイナンバーとか本当に大丈夫なんでしょうか。
便利になることと、安全の確保は反比例するように思います。
個人情報を守りたければ、アナログにしておくこと・不便にしておくことが一番だと思うのですが、世の中はそうはいかないんですよね。
登記情報は、一定の手続きを取れば公開されている情報とはいえ流出していいものではありません。
しっかりと管理してほしいと思います。