ワンコパークのブログ

横浜市都筑区ハウスクエア横浜の小・中型犬用ドッグラン
「ワンコパーク」のブログですU^ェ^U

重い話になりますが・・・

2020-05-13 09:17:42 | スタッフコラム

緊急事態宣言が延長され気分が滅入ってしまうところ、こんな話題はさらに重苦しい気分になってしまいそうだなあと思いつつ、この機会にぜひ知っていただきたく・・・

飼い主さんにとって最も身近な法律の一つである「動物の愛護及び管理に関する法律」(動物愛護法)が昨年改正されて、生後56日を経過しない犬猫の販売を禁止する8週齢規制(それまでは生後49日でした)や虐待の厳罰化、マイクロチップの装着義務などが決まりました。
そのときに、繁殖業者やペットショップなどに対して数値基準を設定することが決められました。数値基準ってなに?という方のために、まずはこの動画を見てください。

https://www.youtube.com/watch?v=iUqdlUrvDeA

せやろがいおじさんが言っている「体の大きさ×1.1倍」というのはケージの幅を「体高×1.1倍」にするということです。これではダックスやコーギーなど、体高の低い犬はほとんど身動きが取れないことになってしまいます。

基準となる数値はほかに超党派の議員連盟や動物愛護団体などもそれぞれ提案しているので、こんなとんでもない数値はいくら何でも採用されないだろうと思いたいところですが、真っ当なことが通るとは限らないのが人間社会。8週齢規制も土壇場になって政治家の圧力で日本犬は除外するということになってしまいましたし、業界団体寄りの数値に傾くかもしれないというのが現状なんです。

これを変えていくにはせやろがいおじさんが言うように、私たちが消費者として声を上げていくことが大事なんだと思います。コロナ疲れでそんなエネルギーないという方は飼い主さん同士で話すだけでもいいと思います。とにかく多くの人がこのことに関心を持つことが第一歩だなあと思って、今回この場で取り上げさせていただきました。

当初は今春にも環境省が具体的な数値案を示し、来年6月に施行されるとの予定でしたが、コロナの影響で審議がストップしているようなので、時期的にも今がとっても大事だなあと思っています。

※動物愛護法の改正や数値規制についてもっと詳しく知りたい方は『奴隷になった犬、そして猫』という本をご覧ください(ショッキングな内容を含んでいるのでご注意を)。8週齢規制の日本犬除外のいきさつについてもわかります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする