最近あまりテレビも見ないし、見てもニュースかスポーツ系がほとんどだ。阪神ファンなのだが、このところは見る気もしないし、そもそも野球は試合時間が長すぎる。1時間程度で決着がつくようにルールを改正した方がいいだろう。
その他の番組は録画である。当然CMなどカットして見る。
それでもソフトバンクの犬のCMは知っている。よほどしつこく垂れ流しているのだろう。
そもそも「CM好感度」自体が怪しげである。いかにも金をもらってでっち上げている印象だ。
そんなことは判っていても、糞おもしろくもないと思っているものを、「おもしろい」と騒がれるとそれだけでも腹が立つ。
CM好感度 ソフトバンク「V6」
≪CM総合研究所(関根建男代表)が2009年上期のCM好感度ランキングを発表した。首位は06年下期から6期連続でソフトバンクモバイルで、4位までをKDDI、NTTドコモなど通信系が独占。お笑いコンビ「オードリー」が出演した任天堂「ニンテンドーDS」のCMが前年同期808位から5位にジャンプアップしたほか、歌とダンスのCMの健闘が目立った。≫
ここでゴタゴタ紹介されているCMでこちらが覚えているのは確かに犬コロのやつだけだ。したがって個人的には比較対象しようもないが、こんなデタラメランキングでも多少は世相が知れるところはおもしろい。
今、企業で一番活気があるのはやはり携帯のようだ。日本人の娯楽費用の大半をボッタクっているだけのことはある。しかし、この業界も既に飽和状態になって久しいから、シェアの食い合いが激しい。その中で劣勢に立たされているソフトバンクが売り込みに必死なのはお家の事情とはいえ当然である。
したがって、提灯記事もソフトバンクが一番多くなるのだ。
それにしてもつまらないCMだなあ。「あんなヘボい企画した奴は馬鹿じゃないか?」とも思えるのだが、勿論それは間違い。あの手のCMをおもしろがるような奴こそ、企業にとって絶好のカモなのだ。大金を投じている以上周到に制作されているのだ。
できるだけおめでたいカモにくだらない商品を高く売りつけるのが商売の基本だから、その意味ではソフトバンクは王道を行っているのかもしれない。
好感度調査も案外まじめにやっていたのかもしれない。たとえば在日系の民団みたいなところを母体にしてアンケートを採れば、好感度1位になっても不思議ではない。
例の犬もよく見れば鍋にすれば美味そうだ。