共同通信 - 12月7日20時15分更新によると次のように伝えている。
石油温風機による一酸化炭素中毒事故を起こした松下電器産業は、薄型テレビなどが中心となる今冬のボーナス商戦で苦戦を強いられそうだ。
液晶とプラズマ(PDP)で激しい販売競争を展開する中、プラズマで圧倒的なシェアを誇る松下ブランドの悪化に加え、「年間売り上げの3割近くを占める」(大手家電量販店)時期に、新商品のテレビCMを取りやめる影響が避けられないからだ。
なおPDPとはPlasma Display Panelのこと。プラズマディスプレイとも言う。
高圧ガスを電気で発光させ画像を表示する装置のこと。薄型TVに使われれるが、同じく薄型TVの部材である液晶に比べてコントラストや視野角の広さ、大画面時の映像のクリアさで優位があると言われている。
ただし、液晶に比べて消費電力が大きいことが欠点とされている。 しかしこの大画面時の画質にせよ、視野角にせよ、更には弱点の消費電力にせよ、数々の技術革新により液晶との差は縮まっている。
TVメーカーでは日立、松下、パイオニアがプラズマTVを得意とし、プラズマ陣営を形成している。
都内の家電量販店幹部は「CMの自粛で宣伝効果が弱まり、シャープが優位に立つのではないか」と話している。
薄型テレビの2005年度の市場規模は、昨年度の倍近い約520万台とみられる。特にボーナス商戦では、年明けのトリノ冬季五輪や6月に開幕するサッカーW杯といった世界的なスポーツイベントを控え、各メーカーとも販売増に大きな期待を寄せている。
松下は空売りしているという噂もある。インサイダー取引には気をつけよう。別の噂としてはこの事件に関連して自殺騒ぎがあり、深刻な訴訟沙汰になっているとも伝えられている。
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