4日、現場付近海域を捜索中の海洋調査船「なつしま」が、船の操舵室の一部とみられるものを見つけた。国土交通省は、付いていた船舶検査済み票の番号から、衝突した漁船「清徳丸」の操舵室と確認した。
操舵室の一部は4日午前、現場近くの水深1、833メートルの海底で発見された。縦横約1・2メートル、奥行き約1メートルの大きさで、大破した状態。側面には「232―22528」の検査済み票番号があり、日本小型船舶検査機構の調べで漁船「清徳丸」のものと一致した。
関係者によると、発見されたものの重量が「なつしま」の引き上げ能力を超えるとみられるため、海底からの引き上げは現状では難しい。
また、近くの海底からは「清徳丸」と書いたシールのようなものが張られた無線機とみられるもの、物体方位探知機とみられるもの、水温計とみられるものなども見つかった。
(記事)
清徳丸操舵室の一部発見 水深1833メートル海底で
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