海上自衛隊の護衛艦「はまゆき」は3日にも接岸作業中にカンボジア船籍の貨物船と接触事故を起こしたばかりだが、4日午前9時27分ごろ、ベトナム・ホーチミン港に停泊していた「はまゆき」と、更に隣にいた「まつゆき」にまでも、ベトナム船籍の貨物船「HAILONG45」が次々に接触した。防衛省は貨物船側の操船に問題があったとみている。今回「はまゆき」は被害者であったようだ。
両艦は外洋練習航海中にホーチミン港に寄港していた。「HAILONG45」は両艦の艦首方向から接近し、最初に「まつゆき」に、次に「はまゆき」の右舷側に接触した。
更にタグボートに曳航され、「はまゆき」からひき離す作業をしていた約50分後にも再び両艦に接触した。両艦の手すりや旗ざおなどが再び損傷したが、けが人はなかった。
3日の事故は、発生から1時間以上経過した後に石破茂防衛相の秘書官と福田康夫首相の秘書官に連絡が入ったが、4日は最初の接触からそれぞれ5分後、3分後だった。
慣れれば伝達も早くなるものだ。思わぬところでいい訓練ができたものだ。
(記事)
海自護衛艦:「まつゆき」と「はまゆき」に貨物船が接触
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