この正義感の強い弟はバイクで会社役員の兄(46)を含む仲間4人でツーリングをしていた。同日午後7時40分ごろ、兵庫県加東市の見通しのよい片側1車線の県道を前後2台の計4台で並走中、乗用車が追い越しをかけた。後ろ2台を追い越し、さらに前の2台を追い越そうとしたところ、前列の車道側を走行していた兄の運転する大型バイクに追突してしまった。しかし、何と!車はそのまま逃走してしまった。仲間の1人が直ちに110番通報し、弟たちは轢き逃げ犯を追跡した。兄は両肩鎖骨骨折と全身打撲の大けがを負った。
兄をひき逃げした犯人捕まえ暴行
≪兄弟でのツーリング中に兄がひき逃げされたことに腹を立て、車をバイクで追跡して運転手を殴り重傷を負わせたとして、兵庫県警三木署は12日、傷害容疑で神戸市北区の自営業の弟(42)を現行犯逮捕した。容疑は同日午後7時45分ごろ、同県三木市内の路上で、同県小野市の会社員男性(56)の顔を殴るなどして重傷を負わせた疑い。≫
ということで、弟と仲間は約2・5キロ先で轢き逃げ犯の車に追いつき暴行に及んだ。ぼこぼこにされた轢き逃げ犯は頭蓋骨陥没、肋骨骨折の重傷を負った。殴っただけで頭蓋骨陥没とは、この弟ただ者ではない。
暴行後、弟たちは「ひき逃げ犯を捕まえた」と110番通報した。駆けつけた同署員が男性の無残な姿に事情を聴いたところ、弟が暴行の事実を認めたため、現行犯逮捕した。
調べに対し、弟は「ひき逃げされたのでかっとなった。自分のやったことには責任をとる」と供述している。社署などは男性の回復を待って事情を聴く方針である。
裁判官がどのような判断をするか注目される事件である。
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