最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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ある田んぼ

2019-05-26 22:00:33 | 市内探索
昨日の夜、ふらっと探索に行ったある田んぼ。
平地のなんでもない、だだっ広い圃場整備されたつまらなそうな田んぼ。
しかし、そのど真ん中になぜか休耕田が1枚だけある。気が付いたのは十年以上前
何年か前はオオコオイムシやコツブゲンゴロウなどを確認していて、過去にアキアカネの羽化を見たのもこの田んぼ周辺だった。
昨日はその休耕田脇の畔を一周してきた。

まず初めに出てきたのはこれ、

ニホンアカガエル

2個体確認。地元で見たのは結構久々?こんな平地で見たのは初めて。産卵期に来たことがないのでわからないが、その時期には休耕田に結構な数が集まってきているんだろう。
あと確認できたカエルは2種。

ツチガエル


アマガエル

アマガエルは沢山の個体が鳴いていた。相変わらず警戒心が非常に薄く、つついても逃げないどころかつついてる最中でも鳴き続けてるものもいた。
ツチガエルはちょっと遠くにある池から来たと思う。夜なので池は見えなかったが、ウシガエルの鳴き声が響いてきたのでどこかにあるんでしょう。

しばらくはゴミムシをつまみながら歩く。ミイデラが一番多く、セアカヒラタ、コキベリアオ、アオ、キベリアオ、ニセトックリなんかを拾う。

セアカヒラタゴミムシ(背中が赤くないタイプ)

ゴミムシは早くてまともに写真が撮れない
水中に目をやると水面にもゴミムシが。

死んでるなーと思ったらヒメゲンゴロウの幼虫がかぶりついていた。
ヒメゲンの幼虫はほかにも多数泳ぎ回っていた。




コガムシ

本種も多くの個体が泳ぎ回っていて、幼虫も確認。コイツはここ以外の圃場整備された田んぼでも多い。
まさかこいつが環境省のレッドに載るとは・・・。最低?の情報不足ランクだけども、県によってはⅠ類のところもあったりするから恐ろしい。
水生昆虫はあとチビゲンゴロウとゴマフガムシくらい。

意外に水中に多かったのがタニシ。

マルタニシ

コイツも地味に絶滅危惧種。しかもⅡ類。ここでは休耕田内にも現役の田んぼ内にも生息している。稚貝も複数いたが、泥にまみれていると意外と見つけにくい。
横の水路ではカワニナが多い。


イチョウウキゴケ

ぽつぽつ見られたがまだまだ小さい。これから大きくなるとイチョウの葉っぱそっくりになる。


30分くらいかけて一周して終了。明るい時間にも来たいけど、すぐわきが道路。この時も10台ほど車が通った。
トンボが何かいるかが気になるんだけども

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