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組み立て間に合いませんでした・・・!

2010-04-01 | 特殊技術「PVD DLC加工」
 組み立て前の、パーツの状態でササッと撮ったので,更に見にくいです! すみません
パネライ

パネライ


モーリスラクロア

モーリスラクロア

モーリスラクロア



PVD DLC  加工についての、注意点!! と  違い!!
 
 始めに! 私は表面処理加工のプロではないので、今迄の加工からの体験を元に
書いてみますので、その辺り御理解、宜しくお願いします。
(それなら書くなと言われれば・・・そーなんですが)

 まずはザックリと!
 PVDもDLCも 親戚関係の様な感じです チタンやらカーボンを 高温で蒸発?させて
金属を薫製の様にして、表面に皮膜を形成させます。
ペンキで塗装したり、液体に浸けてメッキするのとは、別物ですね、

問題はこの高温と薫製のようにして、加工する点です
特にPVDは400度位になるらしく(DLCは200度位) 


時計は 中身(ムーブ)以外にも、色々な所にバネやパッキン
ベゼルの文字、ガラス(プラスチック)といった
作業に向かない要素の固まりです
バネ、パッキン、ベゼルの文字は 高温で焼け 駄目になったり
パッキンや文字は、焼けてガスが発生し、作業中のガスに反応して、色むら 皮膜の付きに悪影響及ぼします
また、ガラス等にも色が着いてしまいます

この様な問題があるため 出来る限りバラバラに分解して洗浄し、油や汚れ取り除き
工場では更に厳しく下処理をします

この様な事から、 私たちで分解が厳しい物は加工出来ません。
(メーカーさんまたはメーカに準ずる所なら出来るんのでしょうが)

私たちレベルでは、リスクがありすぎます。
例として カルティエパシャ、クリスタルを外すと入れ直すのが困難、
ショパールの様なクリスタルの中にムーブがあって外す事が困難な物等です
(カルティエの様な、バネ内蔵のブレスも厳しいかも?)

PVD DLC どちらの色具合が良い悪いは、有りません、好みですね
日常見慣れている時計が黒くなってるのを見ると、ほぼ全員が、カッコいいと言います 
(本当に!)

この加工は、剥離が出来ます、若干表面がくすみますが、ポリッシュすれば
(研摩作業出来る部分は)ステンレスの艶にもどります。

*業者さんの話では、チタン素材の時計にチタンの PVD加工すると
なじみが良すぎて、元の状態に戻せないみたいです。

*加工する場合は仕上げ作業が必要です。(傷や打痕が残っていても良い場合は勿論仕上げません)

 加工に関しては、私たちも、業者さんも細心の注意はしていますが、
事故及び、色具合等100%の保証することは、出来ません。
(色ムラ、色の付きが良くない時は,判断により再加工いたします)
また、分解しますので、元の防水性能等を保証することは出来ません。

勿論、不具合があれば誠意を持って対応させて頂きます。

時間的には、品物が手元に届いてから約3週間位ですかね 
(手直し必要と判断した時は、ご連絡をさせて頂き、改めて納期を頂くようになります)
料金等はメールにて、お問い合わせ下さい、

*色ムラ、仕上がり具合、納期等細かい事にシビアな(非常に気にする)方の加工は御受けできません。

          



 

 

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