鳥取市湖山町北1丁目510 「お食事処 つづらお」 【1848】

JR湖山駅から鳥取大学方面に向かう旧湖山街道(県道318号線)沿いの、ちょうど「湖東中学校入口交差点」を過ぎた次の左手路地を入って直ぐのところに在る、夜営業(PM5時30分~)のみの小さなお食事処です。

学食専門の看板文字やチョイトおどろおどろしい外観で、入るのに一瞬躊躇しますが思い切ってドアを開けましょう。

すると見るからに気の良いおばちゃんが、にこやかにカウンター越しから「いらっしゃい!」と声を掛けてくれますよ(ツカミのタイトルで驚かしてゴメン)

年季の入った店内は昔懐かしい昭和の香りがし、約40年ほどタイムスリップしたような錯覚を覚えます。

メニュー表①
価格もすべて1,000円以内に抑えてあり、さらに学生は50円引きと、お母さんの愛情たっぷりです(一部除外あり)

メニュー表②
日替りの内容は別のブラッボードにアナウンスされ、これら単品をチョイスするのかと思いきや、全部入っているんですって!

「日替り定食 700円」
メインのお皿には野菜の天ぷら、肉餃子、パスタ、サラダがモリモリで、別皿の干エテガレイにイガイ汁、とどめの丼飯はこれでもかっ!というくらいうず高く、学生ならニンマリでしょうがおやじは冷や汗タラリです。

それでも作り置きはほとんどなく、熱々を食べてもらおうという優しさがにじみ出ており、いただくとホッコリ心が和みます。

干エテガレイも頭からかぶりつけるように(もちろん骨は出しますよ)丁寧に揚げてあり、サクサクとした食感がタマリマセン!

シーズンに入ったばかりの「イガイ汁」
これをいただくと「初夏だなぁ、、」と、年甲斐もなくワクワクしちゃいます。 まだ小さいけど身も穿り出し食べちゃった!
食事中も休む間もなくマシンガンのようにお母さんが話しかけてきて、若かれしころ苦労の連続だった東京暮らし、40年前お店を開いた当時のこと、娘のこと、孫のこと云々と、まるで息子にでも伝え聞かせるかのように楽しくしゃべるその姿は、本当に微笑ましかったですよ。 店を後にするときふと思いました、自分は母親の話を今夜みたいに黙って、聞いたことはあったかなぁ、、と。