天気もまずまずだし、なにより暖かいので仕事がはかどる。
熱中しすぎて一段落ついた時は、もうお昼を過ぎていました。
片付けの最中、裏庭に成っている夏みかんをひとつもいだ。
この夏みかんの木、家を建てた15年前に、約50センチ程のひょろっとした幼木を植えた物で、今では私の背丈をわずかに上回る、約1メートル90センチの高さになっている。
日光がわずかにしか当たらず、冬の屋根からの雪の直撃によって、枝が折られる条件の悪い場所でも、少しずつ大きくなって、この数年実を4,5個つけるようになった。
片付けを終え、ベンチに腰を下ろし、ちょっと厚めの皮をむく。 周りにみかんの甘酸っぱい香りが広がる。 袋を丁寧に取り、口に入れる。 すっぱくも無く、ほんのり甘い。
庭仕事の疲れをすっと取ってくれる、優しい味。
普段ほったらかしにしていても、夏みかんは、花の時期の優しい香りと、この時期の黄色い果実で存在感をアピールしてくれる。 私を忘れないでと、、、。
