鳥取市鹿野町鹿野963 「パン 一心庵②」 【110】

旧市街地より西南西約15㌔のところに位置する「鹿野町」の、鹿野城址に程近い路地の一角にひっそりと佇む、古民家をリブートしたパン工房です。
11年に此の地に開業されて早5年経ちましたが、すっかり県東部を代表する、パン屋さんの一つになりましたね。
過去ログはコチラ→http://orange.ap.teacup.com/applet/watch-dogs/20120413/archive(よしぱんの下にあります)

正面の木製ショウケースにはまるで、「我が分身」を送り出すかのように、手間暇かけて作られたパン達が大事そうに並んでいました。

にもかかわらずその殆どが200円前後と、安価な価格設定になっており、ホント好感が持てますね。

玄関左奥にあるイートインスペース。 ラッキーにもノーゲストでしたので、今回はそこで一服することにしました。

テーブル席からは小さな日本庭園を眺めることができ、和みの空間をより深いものにしています。

「ラムレーズン&クリームチーズ 162円」と「珈琲 230円」
僅かなことなれど、珈琲が冷めないように蓋をして運んでくる配慮には、敬服しましたよ。

珈琲は一杯ずつ豆を挽いてドリップされ、その実直さが如実に表れており、ピュアで軽快な飲み口が舌を踊りVerry Good! ご主人は「素人が入れてますから」と謙遜されるが、専門店でもここまでの技術は、なかなかありませんよ。

本命のパンは、小麦本来の柔らかな旨味に、仄かな甘味のラムレーズンと円やかなクリームチーズが加わり、まるで草原を駆け抜けるそよ風のような、爽やかさを感じる一品に仕上がっておりNice!
流石に人気店だけあって、開店時と変わらぬ細かな配慮と実直さは健在で、更に安定感が増したように感じましたよ。 たまにはこうして、スイーツの代わりにパンをいただくのも良いですね!