goo blog サービス終了のお知らせ 

腰痛知らずの身体へ

大切な腰を守るための豆知識を紹介

腰痛対策で知っておきたい姿勢の話

2024-10-01 07:34:11 | 姿勢

日々の生活の中で無理な姿勢が続くと腰に負担がかかり、腰痛を引き起こす原因になりやすい。
腰痛は一度発症すると慢性化しやすく、非常に厄介なものだ。
そんな腰痛に悩まされないため、できる限り予防するために、ここでは腰痛にならないための姿勢についてまとめてみた。

まず基本の正しい姿勢として、普段から背筋をまっすぐに伸ばす習慣をつけよう。
顎を引き、胸を張り、お腹をへこませることを意識すると良い。

椅子に座るときは、深く腰を掛けて背筋を伸ばして座るのが正しい姿勢だ。
浅く腰をかけて、背もたれに体重を預けるなどの姿勢は腰に負担がかかってしまう。
床に座る場合、あぐらは腰に負担がかかりやすいため、座布団を使うのがおすすめだ。

車の運転時も深く腰を掛け、背中をシートに密着させるのが基本だ。
また、ペダルから離れすぎると前かがみの姿勢になってしまうため、シートは適切な位置に調整しよう。
たとえ正しい姿勢を保っていても、座りっぱなしは腰痛の原因になる。
30分ごとに立ち上がる、歩く、ストレッチをするなど気分転換を兼ねて身体をほぐすのが理想的だ。

そして寝るときの姿勢として、やめておいた方が良いのがうつぶせの姿勢だ。
うつぶせは腰への負担が大きいとされている。
なるべく、あお向けか横向きで寝ることが推奨されている。

あお向けで寝る場合は、膝や脚の下にクッションなどを入れて膝が軽く曲がるようにするか、脚を持ち上げると腰への負担が少なくなる。
また、寝具は柔らかいものよりも、硬めのものを選ぼう。
枕は高すぎないものがベストだ。
目安の高さは6〜8センチ程度といわれている。

ぜひ上記のような正しい姿勢を心掛けて、腰痛のリスクを軽減しよう。
正しい姿勢は見た目や振る舞いも美しくみせるため、好印象を与えるという意味でも役に立つだろう。


看護師を腰痛から守る「ボディメカニクス」

2024-09-06 07:34:11 | 看護師

病棟で働く看護師は、患者が日常生活を送るための介助サポートにあたることになる。
その際、抱き起こしたり、抱きかかえたりなど、腰に負担がかかる動作が多くなるものだ。
こうした背景から、看護師は腰痛になりやすいと言われている。

腰痛を抱えてしまうと、将来的な仕事に支障が出るだけでなく、日常生活にも悪影響を及ぼしかねない。
そうならないよう、ぜひ看護師に知っておいてほしいのが「ボディメカニクス」だ。

ボディメカニクスは、無駄のない少ない力で大きな作用を起こすための技術のことを言う。
具体的には、身体を動かすときの筋肉や骨、関節などの連携や働きを理解し、自然な動作で身体に負担をかけずに介助を行う方法である。
ボディメカニクスの技術を学び、積極的に取り入れれば、腰に余計な負担を掛けずに、より安全に介助することが可能になるだろう。

ボディメカニクスには、いくつかの基本的なテクニックがある。
ここではその中から、代表的なテクニックを紹介しよう。
これは患者を抱きかかえる際に使えるテクニックだ。

まず最初に、看護師は足を開いて身体を安定させ、膝を曲げて腰を落とし身体の重心を下げるようにしよう。
その後、患者を上下に持ち上げるのではなく、水平に移動させて動かすことで、身体に余計な負荷をかけることなく、抱きかかえることができる。
ちなみにこれは、力学の法則を活用したものだ。

ボディメカニクスはベッドから起き上がる、立ち上がる、座る、車椅子への移乗など、身体を支えるさまざまなシーンで活用できるテクニックだ。
書籍やインターネット情報、研修などで学ぶことができるため、気になった方は調べてみると良いだろう。
もっと腰痛に関する情報を知りたい看護師は、腰痛にしっかりスポットをあてた関連サイトがあったため、一緒に覗いてみてほしい。