日々の生活の中で無理な姿勢が続くと腰に負担がかかり、腰痛を引き起こす原因になりやすい。
腰痛は一度発症すると慢性化しやすく、非常に厄介なものだ。
そんな腰痛に悩まされないため、できる限り予防するために、ここでは腰痛にならないための姿勢についてまとめてみた。
まず基本の正しい姿勢として、普段から背筋をまっすぐに伸ばす習慣をつけよう。
顎を引き、胸を張り、お腹をへこませることを意識すると良い。
椅子に座るときは、深く腰を掛けて背筋を伸ばして座るのが正しい姿勢だ。
浅く腰をかけて、背もたれに体重を預けるなどの姿勢は腰に負担がかかってしまう。
床に座る場合、あぐらは腰に負担がかかりやすいため、座布団を使うのがおすすめだ。
車の運転時も深く腰を掛け、背中をシートに密着させるのが基本だ。
また、ペダルから離れすぎると前かがみの姿勢になってしまうため、シートは適切な位置に調整しよう。
たとえ正しい姿勢を保っていても、座りっぱなしは腰痛の原因になる。
30分ごとに立ち上がる、歩く、ストレッチをするなど気分転換を兼ねて身体をほぐすのが理想的だ。
そして寝るときの姿勢として、やめておいた方が良いのがうつぶせの姿勢だ。
うつぶせは腰への負担が大きいとされている。
なるべく、あお向けか横向きで寝ることが推奨されている。
あお向けで寝る場合は、膝や脚の下にクッションなどを入れて膝が軽く曲がるようにするか、脚を持ち上げると腰への負担が少なくなる。
また、寝具は柔らかいものよりも、硬めのものを選ぼう。
枕は高すぎないものがベストだ。
目安の高さは6〜8センチ程度といわれている。
ぜひ上記のような正しい姿勢を心掛けて、腰痛のリスクを軽減しよう。
正しい姿勢は見た目や振る舞いも美しくみせるため、好印象を与えるという意味でも役に立つだろう。