ほっかほっかフィールド大阪

先日の神戸の試合は球場のネーミングライツも保有している弁当屋の「ほっともっと」がスポンサーでしたが，
今日の大阪でのゲームは同業者の「ほっかほっか亭」でした。ポール際にでっかい広告も出してますしね。

対するのは「ほっかい」のチーム。




そういえば，今年からこのドームのライトスタンドには，イチローのオリックス時代の
200本安打達成時のスパイクが展示されています。
イチローに関して，さすがに私もヤンキースにトレードされたのは驚きました。

彼は，完全なルーチンワークで生きており，毎朝同じ時間に起きて，同じカレーを食べて，
球場内でも同じ動きをしなければ，毎年同じようなヒット数を打てない。
そういう生き方をしていると思っていたので，環境の変化を嫌っているような気がしていました。
そんな彼も追い詰められるんですね。時代の変化を感じました。
神戸三宮のオリックス球団直営ショップに，マリナーズグッズが並んでいたのが懐かしい。



確かにオリックスでイチローは育ちましたが，「イチローの伝説はここから」というフレーズがどうもしっくり来ないですね。
すでに，オリックスが大阪ドームを本拠地にしてから年数が経つので，
もはやオリックスが神戸のチームだったことすら知らない人も多くなっている中，
イチローはオリックスが本拠地にしてる大阪ドームで育ったと思う人がこれから出てくるんじゃないでしょうか。





これは某開会式をイメージしたんだって。







試合はBs西－Fs吉川とオールスターに選出された若き大黒柱が両先発。



キャッチャーの伊藤も強気のリードで，２球で追い込んでから３球目もストレートを仕掛けて
三球三振を奪うなど，西も文句なしの投球。
毎回のように1本ずつヒットを打たれるも，そう易々と点は取られないという雰囲気を出していました。





中田にヒットを打たれるも，牽制でアウトを奪ったり。



小谷野には中途半端にバットを出させて凡打に仕留めたり。
対する吉川も，左腕で球速150キロ近いストレートを出されると，なかなか打ち崩せないところ。


３回まで打者一巡はパーフェクトに抑えられ，４回に大引がヒットでようやく出塁，
５回も竹原がヒットを打つも，後続が断たれ中盤まで０－０の均衡状態。
（福本豊のいう「たこ焼きみたいやな」状態）






６回裏，川端－スケールズが連続三振で簡単に2アウトを取られたものの，大引が四球で出塁。


ゴッツァンも続いてランナー１，２塁でバッターボックスには４番イデホ。



ここは勝負に出た吉川でしたが，デホの能力が上回っていました。
鋭く低い打球がセンター方向右へ抜け，大引が生還。（オ１－０日）
ついに，均衡破れる。（福本豊のいう「つまようじが入った」状態ってもういいか）









安打数は少ないものの，いつの間にか吉川には６回で１００球を投げさせていたオリックス打撃陣。
案外粘っていたんだね。
そして，相手は中田に４番を託しているものの，若さもあって安定感が足りず
チャンスをモノにできていないのに対して，うちはしっかり仕事をする４番。
その差が出たよね。

・・・さすが３連勝してるチームは違うねぇ。勢いに乗ってるよ。

・・・勢いに乗ってるよ・・・

・・・乗ってるよ・・・


ついつい調子に乗って，そう思ってたのが良くなかったんでしょうか。

今年は４連勝をまだ経験してない，このチーム。
しかもデーゲームに弱いのを忘れてました。

７回表，２死１塁でホフパワーにカウント追い込むものの，落ちる球をうまくすくい上げられ，２死１，３塁のピンチに。
相手ハムも下位打線でしたが，鶴岡の代打にニ岡。
伊藤も強気リードが冴えていましたが，その強気で仕留めようと１ストライクからストレートで攻めたところ・・



西は要求どおり二岡のバットをへし折り，打ち取ったはず・・でしたが・・・



二岡のスイング力が勝り，センターの前に落ちてタイムリーヒット。これで同点に。（オ１－１日）
打ち取った打球がヒットになるところが野球の面白さであり怖さですが。






この後の後続も断ち切り，８回も上位打線を相手に無失点で凌いだ西。


更には・・


このところ『守備では』好調のゴッツァンにこんな変態プレーまで飛び出し，
絶対に点を与えないという気迫がみなぎる緊張感が立ち込める好ゲーム。






そんな中，相手も打線が不調な中で，試合をものにするという気迫は負けていませんでした。



平野はスピードは出ているもののコントロールがどことなくアバウトで，前日もヒットが重っていた状態。
今日も中田，稲葉，陽に３連打を浴びてピンチに（中田は稲葉のヒット時に走塁アウト）。
好調のホフパワーには三振を奪い，今の状態でも抑えられる力はあるはずなんですが・・
大野に平野のストレートを狙い打たれて２点タイムリーを打たれて勝負アリ。（オ１－３日）

大野は，先発マスクの鶴岡に代打が送られ守備要員として出場していたわけで，
ホフパワーを打ちとって大野に打たれるというのも野球の面白さであり，怖さでもあります。



９回裏の攻撃は川端が意地のヒットを見せるも，スケさんはあえなく三振で試合終了。
ただ，平野が打たれた時点で勝負は決まったかもしれませんが，
せめて伊藤に代打を送るくらいの意地くらい見せて欲しかったよ。



Bs 1 - 3 Fighers
しかし今日もスタンドはスカスカでしたし，開門前の外野の列も大阪市交通局ビルの手前で折り返す程度。
大量に招待した小学生とか少年野球チームとかオリックスグループ関係者とか団体さんは目立ち，
数字上は２万人入ってるようですが，明らかに先日の１４日の神戸よりも少ない状態。
（観客動員数にはオリックスグループやスポンサー企業が買っているシーズンシートの数もカウントできるそうなのでアテにならない）
オリンピック期間は，プロ野球自体の注目度も下がってしまいますが，身近なレジャー機関として頑張ってくださいよ。

まぁ注目を浴びてないときに限って強くなったりするのがオリックスだったりしますので（2008年のオリンピック期間中とか）
それ狙いでいっちゃいましょうか。

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