紅葉とコスモスが見ごろとなり,すっかり秋めいた神戸総合運動公園。
ほっともっとフィールドは高校野球の秋季大会決勝ということで,
オリックスのドラフト1位,松葉投手の出身校である東洋大姫路が出場することもあり,
朝から駐車場や駅は混雑していました。
そこから,徒歩約10分ほど離れたところにある・・・
神戸サブ球場。
ここで,ひっそりとオリックス1・2軍合同の秋季練習が行われていました。
明後日11月6日からは,高知でのキャンプが始まりますが,
その前に行われた宮崎でのフェニックスリーグで若手主体のオリックスが優勝。
とにかく勝って活躍して次のステージに望めるという意味では,次の高知キャンプに選手達も気分よく望めそうです。
しかしフェニックスリーグは,ここ5年で3回優勝と抜群の強さを見せているものの,
肝心なシーズンでなかなかその力を発揮できない状況が続いているのも事実。
ですから,油断は禁物なのです。
そのフェニックスリーグ参加組も合流しての今日の練習。
チームから離脱する日高,寺原,香月のほか,野手では,深江・山崎・後藤光尊,投手では金子・近藤が不参加。
これも,ケガの状態と森脇監督の編成方針もあってのメンバー構成なのかもしれません。
ただ,前回2週間前の見学時より人が増え,また新コーチ陣も合流して緊張感も増した練習となっていました。
この練習自体,2軍コーチ主体での指導でしたが,
森脇監督は,各コーチとのコミュニケーションも絶えず取っていました。
こちらはブルペンでトライアウト中のスティーブ・ハモンド投手。レアケースな左投げ右打ち(竹原同様)。
西本コーチが見守る中,別府コーチが捕球していました。
ただし,ハモンド投手はトライアウトのみで,他は投手陣の練習見学。一緒に走ればいいのに。。
黙々と続けられる野手の守備練習。
しかし外野守備練習も一人ぽつんと見学しているのは坂口。
その後,1人別メニューで外野守備ノックが行われていましたが,
やっぱまだ肩の状態を見ながらということなんでしょうね。
ただ,ようやく自力でボールを投げる段階まで回復しているのは確認できました。
投手陣は,キャッチボール,ノックを受けた後,球場外周の長距離走。
ここでは,海田&マエストリが他の投手に圧倒的に差をつけて快走していました。
久しぶりの石嶺。
石嶺コーチとしては,中日や横浜DeNAでも打撃コーチを務めていて,そこまでいい評判を聞いていませんが,
オリックスというチームに対してはずっと興味をもってくれていたわけですので,
とにかく喜んでコーチを引き受けてくれたことに対してはありがたいものです。
その他にも,福良淳一さんや真喜志康永さんといった,一度はオリックスから無能扱いされて
クビになった人たちも,ハムで優勝コーチになったことで,再び呼ばれて帰ってきました。
こういうオリックスの姿勢はなんか調子いいような気もして,よく福良さんがオリックス復帰を了解してくれたなと思うものです。
ただ,かつて福良さんがオリックスのスカウトをしていた時に担当だった嶋村一輝がようやく活躍した2008年,
一輝に対して「活躍するのが遅い!」と福良さんが喝を入れたというエピソードもあったので,
やっぱりオリックスを気にかけていたのだと思っていました。
そういう意味で,来季のコーチングスタッフに加わったメンバーを見ると,
近鉄系(森脇・真喜志・古久保・北川・鈴木郁洋)と阪急・オリックス系(石嶺・西本・福良)といった
BsのDNAを受け継ぐといった点からも満足できる布陣になったように思います。
あと,香月や日高がチームを離れることについては,これまで本当にチームを助けてくれた人たちだったわけですし,
合併前からのファンとしては,それぞれのチーム出身選手として,思い入れが強くて寂しいのは当然です。
ただ,もうほぼ決定事項である以上は,事実を受け入れるしかファンとしてはできないのです。
ですから,これまでの活躍を感謝して,次のステージで頑張っていただきたいと思う次第です。
そして,このフィールドで汗を流している選手達には,
決してオリックスは戦力が足りない,弱いと言わせない実力を付けて来シーズンに挑んでいただきたいものです。
高知には,今年は行けそうに無いのですが,また11月25日にお会いしましょう。
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