オリックス・バファローズの秋季キャンプが高知で始まりました。
キャンプの中心選手は主に若手、そして坂口・大引・T-岡田といった志願組も。
その中で、昨年は呼ばれなかった選手のうち、丹羽と山田が参加しています。
山田は昨年9月の1軍登板後に故障を発症したため。
丹羽は昨年は2軍の試合でも出番が少なかったために1軍首脳陣からの評価が低かったことだと思いますが、
今年は1年通しての成績よりも夏以降の成長が見られたことで、期待が高まったんじゃないかと思います。
特に、岡田監督の考え方としては、編成面やコーチ陣も含めてこの3年間でチームを変えることに主眼を置いていたこともあり、
岡田監督の就任前から在籍している選手・コーチに対してはチーム作りに合わなければ切られる傾向にありました。
なので、丹羽にとっては滅多にないチャンスが到来したわけですね。
同様の立場にいて去年チャンスを与えられたのが柴田亮輔でしたが、故障を発症して長期離脱中。
サーパス時代から帽子の色が1人日に焼けて変色していたくらい、練習量に関しては誰にも負けていなかった柴田ですが
野球の神様というのは試練を与えるものです。
丹羽もこのチャンスをどう生かすか、自分の体をどこまで追い込むか、
しかし追い込みすぎても柴田の轍を踏まないで欲しいところ、
そういう意味で注目です。
さて。
そんな中、いつもの神戸市須磨区のサブ球場。
曇り空の下では・・・
乾いたノックバットの音が響いていました。
おなじみ、ハムロ太郎コーチと清田ブルペン捕手ですね。
ボールの先には・・
辻俊哉が。
今日は昼過ぎに出向いたところ、すでに他の選手は上がっていました。
特に、選手やスタッフが十分いるわけでもなく、個別トレーニングが中心になるため、
自転車で寮・合宿所に移動している人も多く見られました。
広いフィールドの中に、わずか3人。
その中でひたすら繰り返されるフライの捕球と遠投。
こうやって、ここにいる選手もできる範囲の中で汗を流していました。
今年は二軍の試合でもライトやファーストを守ったり、DHだったりと、
辻自身のためというより、他の選手を優先するため便利屋として使われた感もありました。
それでも、こうやってマンツーマンでコーチが付き添っている環境はいいじゃないですか。
キャンプに出向いている小川さんや水口さんも、選手が早出や夜間、休日返上で練習するときには
常につきっきりで面倒みているわけです。選手だけじゃプロとしての練習はできないんですよね。
特に、大引啓次が2番らしく成長し、水口栄二の後継としての片鱗が見えた気がするのは、
コーチと選手自身が協力しあって努力した成果が少し実ったんじゃないかなと思うところです。
後藤光尊が終盤に打撃で成果を出せたのは、小川コーチがつきっきりで繰り返しフォームを確認したからだという点も。
そのあたりが試合内容や新聞情報では見えにくい、評価が難しいところだと思いますが、
スタッフや裏方を兼務しながら選手の面倒を辛抱強く見ている体力のあるコーチがいるのは
オリックスの特徴じゃないかと思うところです。
(逆にスタッフが少ないため、そうせざるを得ないともいえますが)
塩崎コーチにしても、退団が決まった松山コーチにしてもノックバットを持ってよく動いていました。
松山コーチの後継としては、ソフトバンクで代理監督も務めた森脇さん(現読売2軍監督)の線が強いようですが、
何ゆえスタッフが少ないオリックスの場合、毎日打撃投手や千本ノックをしていた松山さんと同じくらい
森脇さんが動くか、それができるスタッフを増強しなければ選手の練習量が落ちることになります。
(もちろん、松山コーチより森脇コーチの方が期待してるわけですが、不安要素を敢えて挙げると、こういういうこと)
つまり、頭脳・判断力・統率力・体力・打撃投手の場合は制球・ノックの技術すべてを持ち合わせろ、というのは難しいので、
それぞれ事足りるだけスタッフを揃えて欲しいということです。スコアラーもね。
イノウ君がいる間は無理か。
トレードで入れ替わりとなった早川大輔は体がいう事を利かなくなって引退していきましたが、
君はもっと野球を続けられる。頑張れ!俊哉。
ハムロ太郎コーチもスタッフの方々も、よろしくお願いします。
そして、首脳陣に対して実績を持つ人を呼ぶというのが手軽で堅実ですが、
ほんとに自前で首脳陣の育成というのができないのかどうかも気になるところです。
たとえば、もう儚い夢として消えてしまった田口のオリックス首脳陣入りについて考えていたこと。
万が一、田口がヤクルトの古田のように早期に監督に就任したとしても、
結果が伴わなければ即クビ、そして二度とオリックスでは監督になれなくなったのかもしれません。
ならば、最も堅実な方法を考えると、田口には阪神や読売、西武などでコーチ、監督としての実績を作ってもらい、
オリックスにいた縁として招へいする、という方法になります。
フロントに閉じ込め、現場復帰を願う本人は他球団へ流出し、今はライバルとして活躍している日ハムの福良ヘッドやソフトバンクの藤井康雄打撃コーチに対しても、
ハムやソフトバンクで実績を作った後でなければオリックスに呼べないんじゃないかと思ったりします。
でも、できればそのような方法をとらずに成功できないのだろうか。
それができないから、まずは実績のある首脳陣、コーチ探しをしてるんでしょうが。
そういうことで・・・何が言いたいかというと・・
コーチが気になる・・・そして高知が気になるオリックスの秋なのです。
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お時間とお気持ちに余裕がありましたら・・。
キャンプの中心選手は主に若手、そして坂口・大引・T-岡田といった志願組も。
その中で、昨年は呼ばれなかった選手のうち、丹羽と山田が参加しています。
山田は昨年9月の1軍登板後に故障を発症したため。
丹羽は昨年は2軍の試合でも出番が少なかったために1軍首脳陣からの評価が低かったことだと思いますが、
今年は1年通しての成績よりも夏以降の成長が見られたことで、期待が高まったんじゃないかと思います。
特に、岡田監督の考え方としては、編成面やコーチ陣も含めてこの3年間でチームを変えることに主眼を置いていたこともあり、
岡田監督の就任前から在籍している選手・コーチに対してはチーム作りに合わなければ切られる傾向にありました。
なので、丹羽にとっては滅多にないチャンスが到来したわけですね。
同様の立場にいて去年チャンスを与えられたのが柴田亮輔でしたが、故障を発症して長期離脱中。
サーパス時代から帽子の色が1人日に焼けて変色していたくらい、練習量に関しては誰にも負けていなかった柴田ですが
野球の神様というのは試練を与えるものです。
丹羽もこのチャンスをどう生かすか、自分の体をどこまで追い込むか、
しかし追い込みすぎても柴田の轍を踏まないで欲しいところ、
そういう意味で注目です。
さて。
そんな中、いつもの神戸市須磨区のサブ球場。
曇り空の下では・・・
乾いたノックバットの音が響いていました。
おなじみ、ハムロ太郎コーチと清田ブルペン捕手ですね。
ボールの先には・・
辻俊哉が。
今日は昼過ぎに出向いたところ、すでに他の選手は上がっていました。
特に、選手やスタッフが十分いるわけでもなく、個別トレーニングが中心になるため、
自転車で寮・合宿所に移動している人も多く見られました。
広いフィールドの中に、わずか3人。
その中でひたすら繰り返されるフライの捕球と遠投。
こうやって、ここにいる選手もできる範囲の中で汗を流していました。
今年は二軍の試合でもライトやファーストを守ったり、DHだったりと、
辻自身のためというより、他の選手を優先するため便利屋として使われた感もありました。
それでも、こうやってマンツーマンでコーチが付き添っている環境はいいじゃないですか。
キャンプに出向いている小川さんや水口さんも、選手が早出や夜間、休日返上で練習するときには
常につきっきりで面倒みているわけです。選手だけじゃプロとしての練習はできないんですよね。
特に、大引啓次が2番らしく成長し、水口栄二の後継としての片鱗が見えた気がするのは、
コーチと選手自身が協力しあって努力した成果が少し実ったんじゃないかなと思うところです。
後藤光尊が終盤に打撃で成果を出せたのは、小川コーチがつきっきりで繰り返しフォームを確認したからだという点も。
そのあたりが試合内容や新聞情報では見えにくい、評価が難しいところだと思いますが、
スタッフや裏方を兼務しながら選手の面倒を辛抱強く見ている体力のあるコーチがいるのは
オリックスの特徴じゃないかと思うところです。
(逆にスタッフが少ないため、そうせざるを得ないともいえますが)
塩崎コーチにしても、退団が決まった松山コーチにしてもノックバットを持ってよく動いていました。
松山コーチの後継としては、ソフトバンクで代理監督も務めた森脇さん(現読売2軍監督)の線が強いようですが、
何ゆえスタッフが少ないオリックスの場合、毎日打撃投手や千本ノックをしていた松山さんと同じくらい
森脇さんが動くか、それができるスタッフを増強しなければ選手の練習量が落ちることになります。
(もちろん、松山コーチより森脇コーチの方が期待してるわけですが、不安要素を敢えて挙げると、こういういうこと)
つまり、頭脳・判断力・統率力・体力・打撃投手の場合は制球・ノックの技術すべてを持ち合わせろ、というのは難しいので、
それぞれ事足りるだけスタッフを揃えて欲しいということです。スコアラーもね。
イノウ君がいる間は無理か。
トレードで入れ替わりとなった早川大輔は体がいう事を利かなくなって引退していきましたが、
君はもっと野球を続けられる。頑張れ!俊哉。
ハムロ太郎コーチもスタッフの方々も、よろしくお願いします。
そして、首脳陣に対して実績を持つ人を呼ぶというのが手軽で堅実ですが、
ほんとに自前で首脳陣の育成というのができないのかどうかも気になるところです。
たとえば、もう儚い夢として消えてしまった田口のオリックス首脳陣入りについて考えていたこと。
万が一、田口がヤクルトの古田のように早期に監督に就任したとしても、
結果が伴わなければ即クビ、そして二度とオリックスでは監督になれなくなったのかもしれません。
ならば、最も堅実な方法を考えると、田口には阪神や読売、西武などでコーチ、監督としての実績を作ってもらい、
オリックスにいた縁として招へいする、という方法になります。
フロントに閉じ込め、現場復帰を願う本人は他球団へ流出し、今はライバルとして活躍している日ハムの福良ヘッドやソフトバンクの藤井康雄打撃コーチに対しても、
ハムやソフトバンクで実績を作った後でなければオリックスに呼べないんじゃないかと思ったりします。
でも、できればそのような方法をとらずに成功できないのだろうか。
それができないから、まずは実績のある首脳陣、コーチ探しをしてるんでしょうが。
そういうことで・・・何が言いたいかというと・・
コーチが気になる・・・そして高知が気になるオリックスの秋なのです。
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