衣笠隧道から衣笠駅へ

衣笠隧道を抜けてから衣笠駅までは、県道２６号線から少し右にそれて、昔の大正堂の裏をとおり、緩やかなカーブで衣笠十字路のあたりに着く道を通ったのではないでしょうか。１９４７年の航空写真では、その辺が白く、造成されたようなかんじがします。「横須賀線を訪ねる」と言う本に同じような記述があります。でも、このルートはもう一つの隧道を掘る必要があるのです。衣笠隧道、金子隧道が完成しているのだから、この「万年山隧道」も着工されていた可能性があります。
万年山には大松寺と言うお寺があります。お寺の下をくぐるルートを考えるとは・・。東漸寺といい、大松寺といい、戦前の宗教観がにじみ出ているようです。
このルートで行くと、衣笠駅は衣笠十字路より久里浜よりで横須賀線の築堤にぶつかってしまいます。この築堤を越えると県道27号線にちょうど重なるような曲がり具合になっています。
あやしい。
この白い線が線路ではなく県道27号線につながる道路ということも考えられます。そして、万年山の下に何かを貯蔵する施設が在るとすれば・・・。何かあるのでしょうか?