今回は、中国は長期不況に向かっている、というテーマで、最近読んだ論考を、概略紹介したいと思います。 (この動画は、世界の、異論・反論、様々な立場での論考を紹介するものであり、必ずしも私の個人的な立場を反映するものではないことを、ご留意ください。)
中国国家統計局の最新データによると、中国経済はデフレに陥っており、2024年には物価水準が2年連続で下落する見込みだ。1960年代以来、経済全体の物価下落期間が最も長くなる見込みだ。
不動産セクターの崩壊、米国との貿易戦争の迫りくる状況、人口動態と債務超過の問題と相まって、中国国民の多くは経済とその指導部への信頼を失っている。
中国は不況の要素を備えているが、短期的な不況ではない。
投資に多額の支出をしており、需要の源として消費に目を向ける必要があるが、人々は支出を嫌がっている。人々は長い間貯蓄率が高く、今やデフレが支出をさらに抑制している。不動産価値の低下、人口の高齢化、企業と政府の過剰債務も同様だ。
信頼を回復し、世帯と企業に支出を増やすという課題があるため、このような不況から抜け出すのは難しいだろう。
地方政府の債務は高いため、需要を喚起するために公共支出を拡大すると、経済の不均衡が悪化する。
現在のデフレは、中国政府が、広範な国家による資源の管理と所有、自由市場の活動の制限、権威主義的な中国共産党の指導からなる中国モデルに長年固執してきた結果である。このモデルは、同国の経済奇跡と、最も解決困難な問題である投資と国内消費の構造的不均衡の両方を引き起こした。・・・
詳細に興味がある方は、以下の動画を視聴ください。
https://youtu.be/vMYVcG-RWO4