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【世界の論考 – 異論反論】トランプ氏の「アメリカ第一主義」の姿勢はすでに米国民に打撃を与えている

2025-02-07 | 国際政治

今回は、トランプ氏の「アメリカ第一主義」の姿勢はすでに米国民に打撃を与えている:米国の対外援助の凍結により、ウクライナや中東の一部を含むほとんどの軍事・安全保障支援プログラムの作業が停止している、というテーマで、最近読んだ論考を、概略紹介したいと思います。


この動画は、世界の、異論・反論、様々な立場での論考を紹介するものであり、必ずしも私の個人的な立場を反映するものではないことを、ご留意ください。


トランプ政権が連邦政府の資金援助と米国援助を停止する大統領令を発令したとき、全国のコミュニティで急速なパニックが引き起こされ、凍結によりヘッドスタートの幼児教育プログラム、ミールズ・オン・ホイールズによる高齢者への食料配達、がん、アルツハイマー病、その他の病気の臨床試験、988全国自殺・危機ホットラインの運営などのプログラムが停止されるかどうかについて混乱が広がった。その後、連邦政府資金の凍結が阻止され、曖昧な文言でメモが撤回されたことで、行政の混乱がさらに増した。


メモの撤回が国内の融資や助成金にどのような影響を与えるかはともかく、ドナルド・トランプ大統領が発した大統領令により対外開発援助が90日間停止されたままであり、再開は政権の外交政策との整合性に関するプログラムの見直し後にのみ行われるという事実は変わらない。


米国の対外援助の凍結、および米国資金による世界規模のプログラムの全面的な停止命令により、ウクライナや中東の一部を含むほとんどの軍事・安全保障支援プログラムの作業が停止されたほか、メキシコとコロンビアの警察に麻薬取締りの訓練を行うプログラムや人身売買を阻止するプログラムも停止された。マリとスーダンの地雷や爆発性戦争残骸を除去するプログラムも停止された。米国はまた、脆弱な人々に清潔な水、救命薬、避難所を提供するプログラムも中止した。


この動きにより、軍事力だけに頼るのではなく、人道支援や開発支援で人々の心をつかむことを目指してきた米国の海外での「ソフトパワー」の取り組みは事実上終了する。これは事実上、世界のリーダーシップの主導権を中国に渡すことになる。中国は海外でさらなる権力を獲得しようと、すでに開発援助の取り組みを強化している。


対外援助の凍結は、シリア刑務所に収監されているイスラム国戦闘員約1万人の警備員への資金の停止という、さらに甚大で差し迫った安全保障上のリスクを生み出した。このグループは、米国の対テロ当局と軍当局が、釈放または脱走した場合に「潜在的なテロリスト軍」と見なしているグループである。突然の資金凍結を受けて警備員の一部が仕事に来なくなったため、国務省は対外援助禁止の例外を急いで承認したと報じられている。・・・


図216
詳細に興味がある方は、以下の動画を視聴ください。
https://youtu.be/GR7FoP756T0



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