今回は、現在の危機の根源:共産主義中国を受け入れたことは米国最大の戦略的失敗だった、というテーマで、最近読んだ論考を、概略紹介したいと思います。
ウクライナ戦争から10月7日の恐ろしいテロ攻撃、それに続く中東紛争、そして南シナ海の荒れ狂う海まで、世界は今危機に瀕している。
その原因はモスクワやテヘランだけではなく、主にワシントンと北京にある。
それは米国が犯した2つの根本的で相互に関連する戦略的大失策の結果である。
第一に、中華人民共和国の脅威を理解しなかったこと。
第二に、それとバランスを取れなかったこと。
その結果、米国はウラジミール・プーチンのロシアやイランの法学者らと協力する勢いづいた中国に優位な立場を奪われる危険にさらされている。
世界的な不安を鑑みて、米国人はなぜ自分たちがこの悲惨な戦略的状況に直面しているか、3つの理由を理解しなければならない。・・・