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【世界の論考】北東アジアのパワーゲームにおいて北朝鮮がワイルドカードである理由

2025-01-17 | 北東アジアのパワーゲーム 北朝鮮
今回は、北東アジアのパワーゲームにおいて北朝鮮がワイルドカードである理由、というテーマで、最近読んだ論考を、概略紹介したいと思います。

 

次期大統領ドナルド・トランプ氏は何年も中国に対して強硬な姿勢をとってきた。トランプ氏は中国が米国に対して莫大な貿易黒字を抱えていることを嫌っているが、誰が彼を責められるだろうか。中国の習近平国家主席が、中国が米国に数十億ドルの輸出を確実にもたらすために、安い労働力で商品を生産し、規則や規制に違反したり回避したりして全力を尽くしてきたことは間違いない。

 

全体として、これらの違反行為は、トランプ氏が中国からの輸入品に60%の関税を課すと脅すのを正当化するように見える。これは、トランプ氏が世界の他の多くの国からの輸入品に提案している10%の関税率を大幅に上回るものだ。中国人は悲鳴を上げ、米中関係はますます緊張し、中国がどう報復するか気になるところだ。

 

中国にとって明らかな方法は、アフリカから中東、南アジア、中央アジア、東南アジア、太平洋に至るまでの国々との関係を強化することだ。中国の存在感がますます高まっている中で決定的に重要なのは、軍事的、経済的影響を伴う中国の積極的な拡張主義の枠組みを提供してきた一帯一路構想だ。この構想がこれほど劇的なのは、ヒマラヤ山脈を横切ってパキスタンに至り、アラビア海の港グワダルに至る高速道路の建設で、中国が建設し資金提供している。

 

トランプ氏の次期外交政策・防衛チームは、ほとんど未経験だが、バイデン政権がしてきたように、多かれ少なかれ中国に挑戦すると約束して応じるかもしれない。しかし、見た目は譲歩や妥協の口実かもしれない。確かなことは誰にも分からない。少なくとも1つのワイルドカードが、豊かで成熟し、騙されやすく、そして驚くほど自由で開かれた米国市場を中国が搾取するのを阻止しようとするトランプ氏の決意の究極の証拠となるかもしれない。

 

そのワイルドカードとは北朝鮮だ。・・・

図30

詳細に興味がある方は、以下の動画を視聴ください。
https://youtu.be/SjiY06WVmC4


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