「白夜行」 第４話

辛かったです。
見ているだけで辛かった。

１話から３話までは、まだ同調できる部分があった。
やっぱりどこか主人公の二人が可愛そうっていう部分があって。。
でも、ついに始まってしまった負の連鎖。
闇はさらなる闇を呼び、再現なく深い谷底に落ちていく。
闇が足をからめ取り、いくつか見えかけた小さな光も消えていく。。
最後のベッドシーンまで、救いがなかった。

これまでの３話とは完全に別の意味で胃が痛くなる展開でした。
予告編だけでははっきりわからないけれど、次回はおそらく雪穂も闇に落ちる決意をするんだと思います。
公式サイトのあらすじだけだと分からないけど、たぶんそうすることでしか亮司の魂を救えないから。
そうする以外に、亮司の「まがいものの太陽」になれないから。
もちろん社会への復讐みたいな気持ちもあるんだろうけど、きっと雪穂の背中を押すのは、亮司の献身に応えて生きるという気持ち。
そんな展開になるんだと思います。

悲しすぎます。
なんだかご飯も喉を通らない気分です。
でも一つだけ、救いのある言葉を見つけました。
公式サイトの綾瀬はるかさんへのインタビューで、綾瀬さんが原作者の東野さんに言われた言葉です。

「これは純愛。お互いが唯一の存在で、そこしかないから亮司以外のものは何でも切り捨てられる。それほど二人はお互いしかいないという部分が純愛で、守るものが一つだと強くなる。」

唯一の存在を失うかもしれない恐怖が、狂気に走らせるんでしょうね。
怖いです。人間って。。


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あ、もう一つだけホッとできるところがありました。
西口奈美江役の奥貫薫さんの演技が（特にやさしい笑顔が）、すごく印象的でした。
石丸Ｐがベタ惚れする気持ちが、なんとなく分かった気がします（笑）