昨夜のカレー、明日のパン | |
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河出書房新社 |
久々の読書日記です。
ドラマ「野ブタ。をプロデュース」等、ドラマの脚本家として知られる木皿泉さんの著書。
テツコさんと亡き夫の父:ギフを中心に、彼らにかかわる人々の物語を短編で紡いで、一つの長編作品のようになっていて、まさにドラマのような構成です。
歳を重ねた人が見ると、結構厳しい現実を突きつけている作品だと感じると思います。
そういう意味ではもっと暗い印象の作品になってもおかしくないのに、1話1話を読んでも、全編通して読んでも、あとに残る読後感が優しく柔らかな印象になるのは、さすが木皿泉!と思える出来でした。
読んでよかったです。
皆さんも機会があったら是非。
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