「電話は好き？」

昔自分のホームページで手紙形式の文章を書いていたことがあったんだけど、それをまた再開してみようかと思います。
通常のブログ記事と分けるため、「レター」のカテゴリーを追加しました。

今回は、昔の書いたもの中から、お気に入りのひとつを載せます。
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「電話は好き？」

僕は基本的に電話は苦手だ。
でも人と会って話すのは苦手じゃない。
どうも相手の表情がみえないと、何か不安になるんだよね。
だから、電話せずに、手紙やメールを出すことも多い。
本当は直接話したいんだよ。でもちょっと勇気がでない。
絵はがきなんかはだしやすいよね。
旅行に行ったときなんかそりゃあもう。。（笑）

とはいうものの、電話で話す時間が人より短いということはない。
苦手といっても、電話をかけるのが苦手なだけなんだ。
かかってくると嬉しいから話す。
向こうからかかってくる時は、僕と話したくてかかってくる訳じゃない？
だからあまり不安になることもない。
こっちからかけると、「こんな時間に迷惑かな？」とか「いま、他のことしてて邪魔しちゃたかな？」とかいろいろ考えてしまう。
でも意外に、そういう人は多いのかもしれないね。
電話で話すのは好きだけど、かけるのは苦手っていう人は多いのかもしれない。

でもね、僕はあることに気がついた。
手紙やメールにね、「電話ください」ってつい書いちゃうじゃない？
そうしたらダメなんだ。
それは「電話します」と書くべきなんだ。
そうして自分から、電話すればいいんだ、ってね。
「電話下さい」というふうにして、相手からかけてくるのを待っていると、やっぱり物事は進まない。
「電話して下さい」といったら、脈があったら電話してくれるだろうと思うかもしれないけれども、脈があっても電話はかかってこないこともあるわけだね。
ほら、君と同じように、相手だって、君と電話で話しをしたいのかもしれないけど、電話をかけるのは苦手なのかもしれない。きっとそうだ。
特に用事がないときはどうするかって？
電話するのに用事はいらないんだ。
「用はないんだけどさ」って電話の方が嬉しいよ。
電話で話したかった。声を聞きたかった。
それだけでいいんだ。
用があったら話しができないよ。
用はないんだけど、電話するということで、初めて君自身と相手自身との話しになるわけだね。
要は、「電話下さい」の姿勢でいるか、「電話します」という姿勢でいるかの違いだね。
・・・・・と、君にでなく、僕自身に言い聞かせているのです。

Ｐ.Ｓ.　電話します。