
昨日、富山県のファボーレTOHOで矢口監督とプロデューサーの舞台挨拶が上映後にありました。
金曜の新聞に案内が載っていたので、結構お客さんが一杯です。ファボーレTOHOでは一番大きい5番スクリーン定員365名が完売、多少立ち見チケットも売れていたようです。(ちなみに矢口監督の舞台挨拶を見るのは2度目)
アナウンサー(アナ):ファボーレTOHOにて映画『スウィングガールズ』を御覧頂き誠にありがとうございます。私FM富山のアナウンサーの田島悠紀子と申します。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
皆さん、映画御覧になってみて如何だったでしょうか?面白かった、という方はどうぞ手を挙げてくださいますか。そうですね、たくさんの方が満足されたようですね。ではここからの時間はですね、今皆さんが御覧になりました『スウィングガールズ』を製作されました矢口史靖(ヤグチシノブ)監督と桝井省志(マスイショウジ)プロデューサーの舞台挨拶を行いたいと思います。もうしばらくお待ちくださいね。では早速矢口史靖監督、桝井省志プロデューサーにご登場いただきましょう。
(拍手の中、矢口監督と桝井プロデューサーの二人は壇上へ。何故か矢口監督の手には本が一冊。立ち位置がわからずちょっとウロチョロ・・・マイクが矢口史靖監督に渡されて)
アナ:真ん中へお願いいたします。
矢口史靖監督(以下監督):こんばんは。
観客:こんばんは。
監督:ありがとうございます。監督の矢口史靖です。(拍手)
プロデューサー(以下Pro):スウィングガールズを代表して、桝井省志です。(拍手)
アナ:まずはスウィングガールズの大ヒットおめでとうございます。
監督:ありがとうございます。(拍手)
アナ:あのー、実際にですね、そうスウィングガールズの観客数がここファボーレTOHOと、あと高岡TOHOプレックスで全国の2位・3位を占めているんですよ。(場内:どよめき)
監督:ハイ
アナ:凄いことですよね。そう全にっぽんの、日本国内の中で2位・3位を富山県の劇場がネ、占めているという・・・
監督:イヤ、世界ですね(場内:笑)
アナ:全世界で!・・・そうですよね。
監督:にっぽん以外でまだやってないんで。(場内:笑、拍手)そですね、ソノ・・・拍手頂きまして、ありがとうございます。(場内:笑)
アナ:そうなんですけれど、以前ですね作られました矢口監督の前作『ウォーターボーイズ』の時も同じ現象が起きているんですが。
監督:ええ。
アナ:これ、どういうことにね、富山との相性が良いでしょうね。
監督:そうですね。(会場の真ん中辺りを指して)大体ここみんなですね、僕の親戚で・・・あの親類縁者でみんな観るようにと指令が出てまして・・・それが不思議なんですよ、ホントに。だけど、えーとあの『ウォーターボーイズ』の時は妻夫木とかと来たんですけど、(富山に)来てびっくりしたのが、なんか『スウィングガールズ』世界館みたいな感じでなってて、他こんな劇場ないのでやっぱり、えっと、映画館がこの映画をどれだけ好きかというのがお客さんに伝わっているか、でまたお客さんがドンドン増えていく、というような・・・
アナ:で、あのー東京はねたくさんの人がいますけれども、富山は東京に比べますとだいぶ人数も少ないと思うんですよ。
監督:・・・人数というと人口の事ですか。(会場:笑)
アナ:(恥ずかしそうに)そうですね、人口もね、少ない中でこれだけの結果になるということは、あのーリピーターの方もネ結構いらっしゃるんじゃないかと、思うんですね。
監督:リピーターというのは、繰り返し見ているという・・・
アナ:ハイ、この中で今日始めて観たという方どれくらいいらっしゃいますか?(場内半分以上手を挙げる、場内:拍手と笑)
監督:逆に僕はちょっとほっとするんです。
アナ:2回以降、2回3回と観ている方?(結構、手が挙がる)
監督:あ、ありがとうございます。
アナ:3回以上観ているという方?(ぽつぽつと手が挙がり)
監督:ああ凄い。
アナ:4回という方?(階段脇の男性誇らしげに手を挙げる、場内歓声)
監督・アナ:すごーい。
監督:いなくなるまでやるの止めましょうよ(場内:笑)
アナ:それでも、それだけね、凄い人気が富山にはありますけれども。あの今回の作品というのは、前の作品が『ウォーターボーイズ』で男子高校生のシンクロだったんですが、ま今回女子高校生のジャズ、ということで。
監督:はい。
アナ:これ、なんで(題材を)これにしたんですか?
監督:えっとー、前回のボーイズだったから今回ガールズと云うわけではなくて。・・・『ウォーターボーイズ』をまだここの劇場で公開してるころからジャズバンドとかについて取材をしてて、長野県や青森県、山形の吹奏楽部の学校ががあったりして、練習とかね、あと何故かマラソンも含めてとか、ペットボトルへこましてとか、あれ実際にやっている高校があって、(取材の)話の中から映画の中に入れたんですけど。
アナ:そうなんですか。
監督:そうなんですよ。
アナ:実際に聞いてみないと判らない事ですよね。
監督:吹奏楽、ていうと部屋の中でこもって演奏するのかと思ったら・・・
アナ:体育会系なのりで・・・
監督:そうなんですね。特に人数が多い学校になるとかなり体育会系ですね。
アナ:そういうことですよね。そしてこの作品の見所はなんといっても映画に出演されているスウィングガールズの演奏だと思うんですが。これあのーホントウに彼女達の演奏を使ってらっしゃるんですよね。
監督:じゃ桝井さんに(桝井Proにマイクを渡す。場内:笑)
Pro:ほんとにあのー、形だけじゃなくて本当にやってますから。CDも12万枚・・・サントラ・・・超えまして、エー皆さんに聞いてもらってますけど。
アナ:映画を飛び出してガールズの皆さんは各地でライブをやってらっしゃるですよね。
監督:・・・ライブ、ていうとウチの町でもライブできてくれ、と云われてしまうんで、えー誤解をとく為に言いますと、
アナ:ハイ。
監督:この(映画の)中であまりにもプロがやってるんでしょう(演奏している)、と疑う方が必ずいらっしゃるんで、そうじゃないよ、と。本人たち全員がやってますよ、と証明することも兼ねて、県で回って・・・ヨーロッパも回って、結構拍手喝さいでした。あの他の人たちも大喜びで。映画館でも・・・劇場で勿論英語字幕で、上映し終わった後、ドアを開けるとそこには本物がいて演奏を突然始めるという・・・ライブをやりまして・・・
アナ:オウ~。ドアを開けたら演奏が始まりそうなんですが、
監督:あまり期待を持たせちゃうと可哀想なんで・・・今日はホントウにおじさん二人しか来てないんですけど。
アナ:でもネ、いつかはまた富山でもね、
監督:ええ、そうですね。
アナ:(演奏が)聞けたらうれしいな、思うんですが。
監督:そうですね、ま、ウォーターボーイズはコチラの劇場が日本一長く公開してたんで。23週かな・・・えー超えればガールズ連れて来ます。
アナ:ウ~ン。是非・・・
監督:必ずガールズ・・・ガールズと言うところが怪しいですよね。ちゃんとスウィングガールズの誰かを連れてアンド・ア・ボーイも連れてこれたらいいんですけど。
アナ:ハイ。
監督:必ず来ます。約束します。その為に24週・・・続けてください。
アナ:フフフ、ホント、ライブもね観てみたいですけどね。監督さん。
監督:ハイ
アナ:友子役の上野樹理ちゃん、素晴らしいものがありましたよね。
監督:だいぶ咽喉がゴロ、としましたね。
アナ:ゴロ、としてます?えー、ゴホン。スイマセン。
監督:イエイエ。
アナ:収録中の様子とか
監督:別にソノ~樹里っぺは、そのー無理やり役に押し込めた、というよりは、オーディションをやっていく中で役柄にぴったりだったから、
アナ:そうなんですか。
監督:テナーサックスなんか見た事もない子だったんですけど。あのー役にぴったり来たんで、やってみるか?練習は必要なんだよ、三ヶ月くらいね、て云ったら、「頑張ります」と云ってくれたので決めました。
アナ:上野樹里ちゃんはいろんなところで、ドラマなどでも活躍されているんですが、
監督;ハイ
アナ:あのー、他の出演者の方、初めて演技をされた方もいらっしゃると聞いたんですが、
監督:メインの五人の中でいうと、ドラムの子が、北海道の羅臼町という(北海道の地図を描きながら)北海道の隅っこのところで・・・そこで伝統芸能をやっていて樽を叩く芸能なんですけど、それでリズム感があるんじゃないの、ということでキャスティングされて、けど本人があのままなんでネ、特に役作りをしているわけではなくて、ま時々ぼそ、とナンか云ってよ、みたいな感じでやってもらってたんですけど
アナ:結構皆さん素に近い、ですか。
監督:結構というか、全員 素、ですね。
アナ:そうなんですか。
監督:(役と)全然変わんないです。それが標準語か山形弁かの違いだけです。
アナ:そうなんですか。・・・ま、この映画ですね、色んな所に思い出があると思うんが。スクリーンの中で一番思い出というのは?
Pro:そうですね。最後の演奏シーンだけは、あのーすごくみんな表情が強張って・・・実際に演奏しているものですから、どうしてもあまりにもシリアスになっちゃいまして。一番現場では気を使ったと思います。
監督:僕は・・・イノシシのシーンですね。皆さんどうやって撮ったんだろう、と思ってると思うんですけど、
アナ:ハイ、気になりますね。
監督:ハリウッドからSFXを呼んで、とかではなくて想像したとおりだと思います。実際に頭に浮かんでいるとおりで、ああやって撮ったんだな、単純に、と思っているのが恐らく正解なんで敢えてここでは・・・言いません。この本を見てください。(監督が冒頭から持っていた本を掲げる)
アナ:そうなんです。ずっとね、監督が手に持っていらっしゃるものはですね。それは何でしょうか?
監督:スウィングガールズの絵コンテ集、のようなもので、あまり実写の映画の絵コンテ集、て見たことないと思うんですけど。これ、ホントに撮影現場で使ってたものをそのまま収録したもので、全シーン全カットそのまま入ってます。イノシシのシーンもモロバレで載っています。
アナ:そうなんです。スウィングガールズを作ることが出来ちゃうくらいに、具体的にね。
監督:もう一回作ってどうするんですか(場内:笑)あ、一般の人でもこれを見ながらもう一回作れるほどです。
アナ:はい。
監督:えーちょっと2000円もするんで、お高いですけれども。映画作りたいな、とか映画の中身を克服しようとする方に是非。小説も出ております。小説も僕が書いているんですが・・・
アナ:次回作もかなり話が
監督:え?
アナ:次回作はどんな?
監督:・・・とりあえず・・・とりあえずといいますか、あのー映画監督、ていうのは次から次へと撮影があるかといえばそうではなくて、実は1作愛情込めて作っていってその映画が当たらないとですね、もう終わりにしてください、というか、あのー今日見て楽しかったな、というお客さんがいらっしゃいましたらね、えー皆さんにドンドンお客さんを入っていただいて、矢口監督当たるんだ、という風にプロデューサーがみてくれれば、次回作ができるかな、ていうか。
アナ:フフフ
監督今日でお客さんが一人も来なくなると次はないですね・・・崖っぷち人生・・・
アナ:崖っぷちなんですか?
監督:もう崖っぷちですよ。そうですよ映画監督なんてホントにあのー映画監督株式会社みたいなのがあって毎日その会社に通っているわけではなくって、声が掛かるまで家でごろごろしてるだけなんで。ホントお客さんが入って・・・くれないと・・・シャレじゃないですよ、ホントにもう・・・
アナ:でも富山での人気というのもホントにね、凄いですしね。このまま24週続けば、あのー実際にね、ガールズがね・・・
監督:今、何週目ですか?
アナ:一ヶ月くらいですかね・・・公開されてね・・・
監督:先は長いですね!(場内:笑)
アナ:大丈夫ですよ。
監督:年明けまでよろしくお願いします。
アナ:ええ、よろしくお願いいたします。ということで今日はですね、矢口史靖監督と桝井省志プロデューサーにね、舞台カイサツ、ブタイの・・・舞台挨拶を・・・(場内:笑)頂きました。では最後にファボーレTOHOより花束の贈呈です。・・・(監督らに)申し訳ないです、もうしばらくお待ちください。
監督:イエイエ。僕達より、お客さんがおしっこ我慢してたりね・・・
(女性スタッフ壇上へ上がり花束贈呈、拍手)
アナ:では最後に一言ずつ頂けますか。
Pro:えーイノシシのシーン、あのーCGだと思ってらっしゃる方っていらっしゃいますか?(2・3人手を挙げる)えー結構です。
監督:それだけですか!(場内:笑)
Pro:えーあのー結構ですね、実を言うとコレあのー、マスコミ試写会をした時ですね、映画評論家の方から、はじめ「素晴らしいCGだ」と絶賛されてしまってですね、非常に焦った事があるもんですから。安心しました。
監督:舞台挨拶というのはどっちかというと、もの凄くお客さんが入っていただいて、いても立ってもいられずという感じできました。なので花束をもらってちゃいけないんですけども、映画のヒット、てなんか大宣伝すればドンドン当たるものとかではなくて、やっぱりお客さんが楽しんでくれて、その楽しさをまた別の人に伝えてくれるというモノ、クチコミというヤツなんですけど、コレがやっぱり一番効くんですね。で、今日もお客さんの顔を見てると凄く楽しんでくれたみたいな印象があるので、是非とも今日の帰りでも、明日からでもいいです。あのー電話とかメールとか、チェーンメールとか・・・チェーンメールはいけないですね。色んな人に面白かったよ、と薦めてください。で、この映画を盛り上げたい、今日はそんなお願いで来ました。(監督場内に向けて一礼、場内拍手)
アナ:今日は『スウィングガールズ』の矢口史靖監督、桝井省志プロデューサーでした。今日は本当にありがとうございました。
(場内:二人の退出まで拍手)
アナ:以上を持ちまして『スイングガールズ』の矢口史靖監督と桝井省志プロデューサーの舞台挨拶を終了とさせていただきます。本日司会を努めさせて頂きましたのは、私FM富山のアナウンサーの田島悠紀子でした。ありがとうございました。
以上が舞台挨拶の内容です。(うーん起し始めたのは1時前からだよな・・・今5時過ぎ・・・疲れた)
私も試写会以来2回目なんですけど、関係なく楽しめました。1回目で気付かなかったところもチョコとあって、友子はストラップ使ってなかったんですね。アイ・マックとかを売りに行く時に洗濯物の中から取り出したカーテンのヒモ?を最後まで使ってたりとか。気付きました?
ラストの演奏シーン、背中がゾクゾクしちゃいました。(モチロン感動でですよ)
舞台挨拶も、監督の話の中で本音が見えてきたりして楽しかったです。クチコミ、てこのBlogは究極のクチコミのような気がします。
試写会での舞台挨拶のレポートはコチラ
・スウィングガールズ@映画生活
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金曜の新聞に案内が載っていたので、結構お客さんが一杯です。ファボーレTOHOでは一番大きい5番スクリーン定員365名が完売、多少立ち見チケットも売れていたようです。(ちなみに矢口監督の舞台挨拶を見るのは2度目)
アナウンサー(アナ):ファボーレTOHOにて映画『スウィングガールズ』を御覧頂き誠にありがとうございます。私FM富山のアナウンサーの田島悠紀子と申します。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
皆さん、映画御覧になってみて如何だったでしょうか?面白かった、という方はどうぞ手を挙げてくださいますか。そうですね、たくさんの方が満足されたようですね。ではここからの時間はですね、今皆さんが御覧になりました『スウィングガールズ』を製作されました矢口史靖(ヤグチシノブ)監督と桝井省志(マスイショウジ)プロデューサーの舞台挨拶を行いたいと思います。もうしばらくお待ちくださいね。では早速矢口史靖監督、桝井省志プロデューサーにご登場いただきましょう。
(拍手の中、矢口監督と桝井プロデューサーの二人は壇上へ。何故か矢口監督の手には本が一冊。立ち位置がわからずちょっとウロチョロ・・・マイクが矢口史靖監督に渡されて)
アナ:真ん中へお願いいたします。
矢口史靖監督(以下監督):こんばんは。
観客:こんばんは。
監督:ありがとうございます。監督の矢口史靖です。(拍手)
プロデューサー(以下Pro):スウィングガールズを代表して、桝井省志です。(拍手)
アナ:まずはスウィングガールズの大ヒットおめでとうございます。
監督:ありがとうございます。(拍手)
アナ:あのー、実際にですね、そうスウィングガールズの観客数がここファボーレTOHOと、あと高岡TOHOプレックスで全国の2位・3位を占めているんですよ。(場内:どよめき)
監督:ハイ
アナ:凄いことですよね。そう全にっぽんの、日本国内の中で2位・3位を富山県の劇場がネ、占めているという・・・
監督:イヤ、世界ですね(場内:笑)
アナ:全世界で!・・・そうですよね。
監督:にっぽん以外でまだやってないんで。(場内:笑、拍手)そですね、ソノ・・・拍手頂きまして、ありがとうございます。(場内:笑)
アナ:そうなんですけれど、以前ですね作られました矢口監督の前作『ウォーターボーイズ』の時も同じ現象が起きているんですが。
監督:ええ。
アナ:これ、どういうことにね、富山との相性が良いでしょうね。
監督:そうですね。(会場の真ん中辺りを指して)大体ここみんなですね、僕の親戚で・・・あの親類縁者でみんな観るようにと指令が出てまして・・・それが不思議なんですよ、ホントに。だけど、えーとあの『ウォーターボーイズ』の時は妻夫木とかと来たんですけど、(富山に)来てびっくりしたのが、なんか『スウィングガールズ』世界館みたいな感じでなってて、他こんな劇場ないのでやっぱり、えっと、映画館がこの映画をどれだけ好きかというのがお客さんに伝わっているか、でまたお客さんがドンドン増えていく、というような・・・
アナ:で、あのー東京はねたくさんの人がいますけれども、富山は東京に比べますとだいぶ人数も少ないと思うんですよ。
監督:・・・人数というと人口の事ですか。(会場:笑)
アナ:(恥ずかしそうに)そうですね、人口もね、少ない中でこれだけの結果になるということは、あのーリピーターの方もネ結構いらっしゃるんじゃないかと、思うんですね。
監督:リピーターというのは、繰り返し見ているという・・・
アナ:ハイ、この中で今日始めて観たという方どれくらいいらっしゃいますか?(場内半分以上手を挙げる、場内:拍手と笑)
監督:逆に僕はちょっとほっとするんです。
アナ:2回以降、2回3回と観ている方?(結構、手が挙がる)
監督:あ、ありがとうございます。
アナ:3回以上観ているという方?(ぽつぽつと手が挙がり)
監督:ああ凄い。
アナ:4回という方?(階段脇の男性誇らしげに手を挙げる、場内歓声)
監督・アナ:すごーい。
監督:いなくなるまでやるの止めましょうよ(場内:笑)
アナ:それでも、それだけね、凄い人気が富山にはありますけれども。あの今回の作品というのは、前の作品が『ウォーターボーイズ』で男子高校生のシンクロだったんですが、ま今回女子高校生のジャズ、ということで。
監督:はい。
アナ:これ、なんで(題材を)これにしたんですか?
監督:えっとー、前回のボーイズだったから今回ガールズと云うわけではなくて。・・・『ウォーターボーイズ』をまだここの劇場で公開してるころからジャズバンドとかについて取材をしてて、長野県や青森県、山形の吹奏楽部の学校ががあったりして、練習とかね、あと何故かマラソンも含めてとか、ペットボトルへこましてとか、あれ実際にやっている高校があって、(取材の)話の中から映画の中に入れたんですけど。
アナ:そうなんですか。
監督:そうなんですよ。
アナ:実際に聞いてみないと判らない事ですよね。
監督:吹奏楽、ていうと部屋の中でこもって演奏するのかと思ったら・・・
アナ:体育会系なのりで・・・
監督:そうなんですね。特に人数が多い学校になるとかなり体育会系ですね。
アナ:そういうことですよね。そしてこの作品の見所はなんといっても映画に出演されているスウィングガールズの演奏だと思うんですが。これあのーホントウに彼女達の演奏を使ってらっしゃるんですよね。
監督:じゃ桝井さんに(桝井Proにマイクを渡す。場内:笑)
Pro:ほんとにあのー、形だけじゃなくて本当にやってますから。CDも12万枚・・・サントラ・・・超えまして、エー皆さんに聞いてもらってますけど。
アナ:映画を飛び出してガールズの皆さんは各地でライブをやってらっしゃるですよね。
監督:・・・ライブ、ていうとウチの町でもライブできてくれ、と云われてしまうんで、えー誤解をとく為に言いますと、
アナ:ハイ。
監督:この(映画の)中であまりにもプロがやってるんでしょう(演奏している)、と疑う方が必ずいらっしゃるんで、そうじゃないよ、と。本人たち全員がやってますよ、と証明することも兼ねて、県で回って・・・ヨーロッパも回って、結構拍手喝さいでした。あの他の人たちも大喜びで。映画館でも・・・劇場で勿論英語字幕で、上映し終わった後、ドアを開けるとそこには本物がいて演奏を突然始めるという・・・ライブをやりまして・・・
アナ:オウ~。ドアを開けたら演奏が始まりそうなんですが、
監督:あまり期待を持たせちゃうと可哀想なんで・・・今日はホントウにおじさん二人しか来てないんですけど。
アナ:でもネ、いつかはまた富山でもね、
監督:ええ、そうですね。
アナ:(演奏が)聞けたらうれしいな、思うんですが。
監督:そうですね、ま、ウォーターボーイズはコチラの劇場が日本一長く公開してたんで。23週かな・・・えー超えればガールズ連れて来ます。
アナ:ウ~ン。是非・・・
監督:必ずガールズ・・・ガールズと言うところが怪しいですよね。ちゃんとスウィングガールズの誰かを連れてアンド・ア・ボーイも連れてこれたらいいんですけど。
アナ:ハイ。
監督:必ず来ます。約束します。その為に24週・・・続けてください。
アナ:フフフ、ホント、ライブもね観てみたいですけどね。監督さん。
監督:ハイ
アナ:友子役の上野樹理ちゃん、素晴らしいものがありましたよね。
監督:だいぶ咽喉がゴロ、としましたね。
アナ:ゴロ、としてます?えー、ゴホン。スイマセン。
監督:イエイエ。
アナ:収録中の様子とか
監督:別にソノ~樹里っぺは、そのー無理やり役に押し込めた、というよりは、オーディションをやっていく中で役柄にぴったりだったから、
アナ:そうなんですか。
監督:テナーサックスなんか見た事もない子だったんですけど。あのー役にぴったり来たんで、やってみるか?練習は必要なんだよ、三ヶ月くらいね、て云ったら、「頑張ります」と云ってくれたので決めました。
アナ:上野樹里ちゃんはいろんなところで、ドラマなどでも活躍されているんですが、
監督;ハイ
アナ:あのー、他の出演者の方、初めて演技をされた方もいらっしゃると聞いたんですが、
監督:メインの五人の中でいうと、ドラムの子が、北海道の羅臼町という(北海道の地図を描きながら)北海道の隅っこのところで・・・そこで伝統芸能をやっていて樽を叩く芸能なんですけど、それでリズム感があるんじゃないの、ということでキャスティングされて、けど本人があのままなんでネ、特に役作りをしているわけではなくて、ま時々ぼそ、とナンか云ってよ、みたいな感じでやってもらってたんですけど
アナ:結構皆さん素に近い、ですか。
監督:結構というか、全員 素、ですね。
アナ:そうなんですか。
監督:(役と)全然変わんないです。それが標準語か山形弁かの違いだけです。
アナ:そうなんですか。・・・ま、この映画ですね、色んな所に思い出があると思うんが。スクリーンの中で一番思い出というのは?
Pro:そうですね。最後の演奏シーンだけは、あのーすごくみんな表情が強張って・・・実際に演奏しているものですから、どうしてもあまりにもシリアスになっちゃいまして。一番現場では気を使ったと思います。
監督:僕は・・・イノシシのシーンですね。皆さんどうやって撮ったんだろう、と思ってると思うんですけど、
アナ:ハイ、気になりますね。
監督:ハリウッドからSFXを呼んで、とかではなくて想像したとおりだと思います。実際に頭に浮かんでいるとおりで、ああやって撮ったんだな、単純に、と思っているのが恐らく正解なんで敢えてここでは・・・言いません。この本を見てください。(監督が冒頭から持っていた本を掲げる)
アナ:そうなんです。ずっとね、監督が手に持っていらっしゃるものはですね。それは何でしょうか?
監督:スウィングガールズの絵コンテ集、のようなもので、あまり実写の映画の絵コンテ集、て見たことないと思うんですけど。これ、ホントに撮影現場で使ってたものをそのまま収録したもので、全シーン全カットそのまま入ってます。イノシシのシーンもモロバレで載っています。
アナ:そうなんです。スウィングガールズを作ることが出来ちゃうくらいに、具体的にね。
監督:もう一回作ってどうするんですか(場内:笑)あ、一般の人でもこれを見ながらもう一回作れるほどです。
アナ:はい。
監督:えーちょっと2000円もするんで、お高いですけれども。映画作りたいな、とか映画の中身を克服しようとする方に是非。小説も出ております。小説も僕が書いているんですが・・・
アナ:次回作もかなり話が
監督:え?
アナ:次回作はどんな?
監督:・・・とりあえず・・・とりあえずといいますか、あのー映画監督、ていうのは次から次へと撮影があるかといえばそうではなくて、実は1作愛情込めて作っていってその映画が当たらないとですね、もう終わりにしてください、というか、あのー今日見て楽しかったな、というお客さんがいらっしゃいましたらね、えー皆さんにドンドンお客さんを入っていただいて、矢口監督当たるんだ、という風にプロデューサーがみてくれれば、次回作ができるかな、ていうか。
アナ:フフフ
監督今日でお客さんが一人も来なくなると次はないですね・・・崖っぷち人生・・・
アナ:崖っぷちなんですか?
監督:もう崖っぷちですよ。そうですよ映画監督なんてホントにあのー映画監督株式会社みたいなのがあって毎日その会社に通っているわけではなくって、声が掛かるまで家でごろごろしてるだけなんで。ホントお客さんが入って・・・くれないと・・・シャレじゃないですよ、ホントにもう・・・
アナ:でも富山での人気というのもホントにね、凄いですしね。このまま24週続けば、あのー実際にね、ガールズがね・・・
監督:今、何週目ですか?
アナ:一ヶ月くらいですかね・・・公開されてね・・・
監督:先は長いですね!(場内:笑)
アナ:大丈夫ですよ。
監督:年明けまでよろしくお願いします。
アナ:ええ、よろしくお願いいたします。ということで今日はですね、矢口史靖監督と桝井省志プロデューサーにね、舞台カイサツ、ブタイの・・・舞台挨拶を・・・(場内:笑)頂きました。では最後にファボーレTOHOより花束の贈呈です。・・・(監督らに)申し訳ないです、もうしばらくお待ちください。
監督:イエイエ。僕達より、お客さんがおしっこ我慢してたりね・・・
(女性スタッフ壇上へ上がり花束贈呈、拍手)
アナ:では最後に一言ずつ頂けますか。
Pro:えーイノシシのシーン、あのーCGだと思ってらっしゃる方っていらっしゃいますか?(2・3人手を挙げる)えー結構です。
監督:それだけですか!(場内:笑)
Pro:えーあのー結構ですね、実を言うとコレあのー、マスコミ試写会をした時ですね、映画評論家の方から、はじめ「素晴らしいCGだ」と絶賛されてしまってですね、非常に焦った事があるもんですから。安心しました。
監督:舞台挨拶というのはどっちかというと、もの凄くお客さんが入っていただいて、いても立ってもいられずという感じできました。なので花束をもらってちゃいけないんですけども、映画のヒット、てなんか大宣伝すればドンドン当たるものとかではなくて、やっぱりお客さんが楽しんでくれて、その楽しさをまた別の人に伝えてくれるというモノ、クチコミというヤツなんですけど、コレがやっぱり一番効くんですね。で、今日もお客さんの顔を見てると凄く楽しんでくれたみたいな印象があるので、是非とも今日の帰りでも、明日からでもいいです。あのー電話とかメールとか、チェーンメールとか・・・チェーンメールはいけないですね。色んな人に面白かったよ、と薦めてください。で、この映画を盛り上げたい、今日はそんなお願いで来ました。(監督場内に向けて一礼、場内拍手)
アナ:今日は『スウィングガールズ』の矢口史靖監督、桝井省志プロデューサーでした。今日は本当にありがとうございました。
(場内:二人の退出まで拍手)
アナ:以上を持ちまして『スイングガールズ』の矢口史靖監督と桝井省志プロデューサーの舞台挨拶を終了とさせていただきます。本日司会を努めさせて頂きましたのは、私FM富山のアナウンサーの田島悠紀子でした。ありがとうございました。
以上が舞台挨拶の内容です。(うーん起し始めたのは1時前からだよな・・・今5時過ぎ・・・疲れた)
私も試写会以来2回目なんですけど、関係なく楽しめました。1回目で気付かなかったところもチョコとあって、友子はストラップ使ってなかったんですね。アイ・マックとかを売りに行く時に洗濯物の中から取り出したカーテンのヒモ?を最後まで使ってたりとか。気付きました?
ラストの演奏シーン、背中がゾクゾクしちゃいました。(モチロン感動でですよ)
舞台挨拶も、監督の話の中で本音が見えてきたりして楽しかったです。クチコミ、てこのBlogは究極のクチコミのような気がします。
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TBとコメントありがとうございました。
楽しく読ませていただきましたよ♪
ブログ始めたばかりなのでTBの意味がよくわかってません。
とりあえず、ウチの別のSGの記事から送ってみました。
こんなんでいいの~?て感じですが…。
TB ありがとうございます。
TBありがとうございました。
こちらからもTB返しさせて頂きました。
これからもよろしくです。
トラックバックありがとうございました。
舞台挨拶見てこられたのですね。
いいなぁ~。
友子がストラップ使ってないのは気づいてましたが
(一人だけ白かったので・・)
あれはカーテンの紐だったんですね。
友子のストラップ、なんか変だと思ったらカーテンのだったんですね。これには気付きませんでした。
上映後の興奮冷めやらぬ状態での舞台挨拶。
うらやましい限りです。
映画のレビューをやってらっしゃるんですね。
他にも面白そうな映画あるかどうか拝見させて
もらいますね。
今日ちょうど検索からこちらのSGの記事を読ませて頂いていたので、びっくりしました。
矢口監督が仰っているように、是非年明けまで上映して欲しいですね!
それでは、お邪魔いたしました~。
詳細なレポートすごいですね。
楽しく読ませていただきました。
書くの大変だったでしょうね!!
私も大作3本「Utada,宇多田、ウタダ」を書いたところです(ハフー)
よろしかったら読んでくださいませ。
タイトル書くトコ間違えました。
スイマセン!!
それから書くのが大変だなぁと思ったのは
矢口監督舞台挨拶(2回目)『スウィングガールズ』です。私へのコメントじゃありませんよ!そんなこと分かってるか。
ちょっと大作3日間書き続けてハイですのでお許しくださいませ。失礼しました。