これでもう絶対会えないというわけでは

ぷく、「小1の科学」の付録でミニトマトがついてまして、
それをプランターに植えてベランダで世話をしております。
オレンジ色の名前を忘れたのと、黄色いイエローペア。

だいぶ前、んー、半月以上前だと思うんですが、
大風が吹いた日に、一度プランターが倒れて、
イエローペアのまだ青い固い実がかなり落ちたんです。

当然というか、ぷく大泣き。
食べようとするので押しとどめて、
ママゴトの具に使ったら？と言ったらまあ何とか納得しまして、
ママゴトセットの鍋などに入れてジュージューやってみたり
皿に盛ってみたりして、
ハルドンと機嫌よく使っていましたの。
そのうち黄色く色づいて、喜んで食べようとしたからまた押しとどめたりしつつ。

で、最近ちょっとママゴトから離れてたんですが、
ババキラーが鍋の中でいたみかけてるイエローペアを発見。
「いたんでるから捨てなきゃ」と、捨てようとするババキラー。
烈火のごとく怒り狂うぷく。あーあー。

まだ全然いたんでないのもあるんだけど、
ママゴト鍋は木だし、汁が染み出しちゃったら困るんだよねえ。

よく遊んだじゃん。
トマトちゃんも長いこと遊んでもらえて喜んでるよ。
汁でビチャビチャになって鍋を汚してカビが生えたところなんか
見られたくないと思うよ。

というようなことを言ってみたらやっと理屈では諦めがついて、
「自分で捨てる」と言い張ってゴミ袋に向かうのですが、
どうにも色々な思いがこみ上げてきて感情的に決着がつかない。らしい。

「じゃあさ、サヨナラの前に写真とって残しとこうか」と提案したら、
コクリとうなづいて両手に持ったトマトを差し出したところが冒頭の写真です。
何ともいえない妙な顔をしておりますが、
直前まで泣いていたのを無理やり笑顔に変えようと努力してこんなことに。

このあとやっと捨てまして、
袋に向かって小声で話しかけるぷく。
「今はバイバイだけど、
たぶん、これでもう絶対会えないというわけではないからね。
また会えるときもあるから、その時まで待っててね。
泣かないでね」

言ってる本人が泣いてるっての。
今反省するに、ここまで思い入れてたならいっそ墓作らせてやればよかったなあ。
ゴミ袋は良くなかったかなあ。


携帯写真だし、写真データなくしたら恨まれそうなので、
ここに上げておきます。